147話 ページ4
阿)じゃあしばらくはその格好なんだね
A)いつまでこのままで行けるかわかんないけどね
阿)…じゃあ俺からも先生に言ってあげようか！
A)えっ？！
確かに生徒会長である阿部くんから言って貰えれば安心安全で先生にいちいち言われることもなくなるだろうけど
A)そんなことできるの？
阿)生徒会長の特権を存分に使う！
阿)それに
阿).........俺が嘘つくように見えないでしょ？
A)阿部くん悪い顔してる
阿)えへへ
突然の悪阿部にドキッとした←
阿)まぁ、その件は俺に任せて！
A)ありがとう！
時計を見ればもうすぐ休み時間は終わり
A)そろそろ戻らないと！
阿)そうだね
A)じゃあ.........わっ！
珍しく強引な阿部くんに目を丸くする
A)どうしたの？
阿)どんな格好のAちゃんも好きだけどさ、やっぱり普段のAちゃんがいいな
A)と、言いますと？←
阿)今度ちゃんと女の子の格好で遊びに行こう
A)もちろ、(阿)"2人で"
A)えっ？！
阿部くんに誘われる時は大抵化け物付きだったりするので軽い気持ちでOKを出したが
私が返事をした瞬間放たれた｢2人で｣という言葉
A)あ、あざとい←
阿)本心なんだけどなぁ
阿部くんと別れて教室についた時ちょうどチャイムが鳴った
ラ)おそかったねA
A)あざと悪い人に振り回されて←
ラ)えっ？！大丈夫なの？！
A)大丈夫普段は優しくてふわふわした人だから←
ラ)よくわかんないけど、油断しちゃダメだよ←
ラ)あと3年生の女子の先輩が｢みづきくんってここのクラスですか？｣なんて来たけど
A)それは知らない←
ラ)そう言うと思ったからあしらっといた←
A)さっすがぁ←
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作者名：白蛇 | 作成日時：2021年6月25日 22時
