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☆60 ページ10
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「えっと…じゃあ
帰る方向が一緒なので、社長と帰りたいと思います
剛典、ごめんね…ありがとう」
カタコトな口調で
いかにも、不自然になってしまった
剛「分かった、じゃあまた明日会社で」
一礼すると、そのまま背を向けて
帰って行く
周りを確認してから
登坂さんに、詰め寄った
.
「あの、登坂さん！！
いきなり、掴まないで下さい
変な風に、思われるじゃないですか」
広「俺達は、一緒なのに
わざわざ、岩田君に送ってもらう
必要もないだろ」
少しも悪びれず、平然としている
「はぁ…とにかく、今の行動は、理解できません」
.
剛典だったから、良かったけど
他の誰かに、万が一、不審に思われたら
あっという間に、広まってしまう
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作者名：メロンソーダ | 作成日時：2022年1月24日 16時
