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☆73 ページ23
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広「おはよう、A」
「おっ、おはようございます、登坂さん」
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正式に、恋人同士になってからの朝の挨拶は
少しぎこちなくなってしまう
広「前から、思ってたんだけどさ
いつになったら、敬語やめるの？
それに、俺達付き合ってるわけだし
これを機に、直してみてよ」
「そんな急に言われても、直せません！
これは、口癖みたいなもんだと思って下さい」
広「じゃあ、せめてさ…
''登坂さん''じゃなくて、''広臣''って呼んで」
またまた、難しい事をお願いしてくる
「無理です…絶対、無理です！」
広「はぁ…ケチだな
じゃあ、永遠と登坂さんのままなのか？
付き合ってるのに、進展なさ過ぎだろ」
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私があまりにも拒否するから
臍を曲げて、怒ってしまった
ずっと、機嫌悪いのも困るし
一回だけ、呼ぼうかな…
「ひっ…広臣…///」
初めて、登坂さんの下の名前を呼んで
かぁ…と赤くなる
広「……何それ、反則」
突然、私の腰元に手を置き引き寄せる
「とっ、登坂さん！？
あの…仕事に遅れちゃいますよ」
広「あのさ…今のこの雰囲気を察して
少しは、黙れないの？」
徐々に、登坂さんの顔が近づいてきて
そっと、キスをされた
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作者名：メロンソーダ | 作成日時：2022年1月24日 16時
