絶対、好きになんかならない！2 (ページ20)

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☆70 ページ20

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「とっ登坂…？」

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クンクンと私の匂いを嗅いでくる

そんなに、お酒の匂いするのかな

自分で自分の匂いを嗅いでみる

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広「何かいつもと違う香水の匂いがする

…男性ものぽいやつ」

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言われてみれば、確かに…

多分、剛典の香水の匂いが

服に移ったんだ

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「傍にいた、誰かの匂いがついたのかも」

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本当は、分かっているけど

知らないフリをする

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広「ふーん

匂いが移るほど、近くにいたんだ？」

私の事を怪しい目で見てくる

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「じゃあ、正直に言いますけど

同期の剛典に、いきなり抱き締められたんです」

場の勢いで、話すつもりはなかったのに

ついに言ってしまった

広「それだけ？」

「…その時に、告白もされました」

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どうせ、話したところで

何も思ってはくれないんでしょ？