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☆52 ページ2
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自分の感情を
自覚したその日の夜
以前は、ソファーに
隣同士で座っていても、感じなかった
胸のときめきが、今では鳴り止まない
「コーヒーでも、飲みますか？」
広「あぁ…悪い
お願いしてもいい？」
リビングで仕事中の登坂さんに
コーヒーを入れてあげる
「どうぞ、熱いので気を付けてください」
マグカップを手渡そうとしたら
登坂さんの手が、触れそうになり
思わず離してしまった
「……熱っ！！」
溢したコーヒーが、手にかかる
広「おい、大丈夫か！
早く水で冷やすぞ」
急いで、キッチンに連れてかれ
蛇口から、水を出して
手を冷やしてくれる
かなりの至近距離で
鼓動が加速する
その音が、聞こえてそうで、怖い
「もう、大丈夫ですよ」
冷やしていた手を
引っ込める
広「火傷してるんだから
しっかり、冷やせよ」
.
引っ込めた手を
登坂さんが、掴んだ
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作者名：メロンソーダ | 作成日時：2022年1月24日 16時
