検索窓
今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:40,218 hit

開始 ページ3

『只今から西東京大会2回戦、青道高校対米門西高校の試合を始めます』

「ついに始まるね…」

春乃「何だか緊張してきました…!」

唯「なんで春乃が緊張するのよ」

幸「心配しなくても大丈夫よ!」

貴「みんなきっと大丈夫」


そう言って、貴子先輩はグラウンドの方へ向き直った。

私はユニフォームの「青道」と書かれている所に手を置いた。

監督から貰ったこのユニフォーム。

これを着ているだけで、私も一緒に試合をしている気持ちになる。

私たちの声援が少しでも力になれば…

そう思って、精一杯声援を送った。



2回表、青道の攻撃。

哲さんと増子さんが打ってランナーは一、三塁。

さて…打ってちょうだいよ?

御幸君。


「「「ねーらーいーうーちー!」」」


キンッ!


「「「おおおお!!」」」

唯「すごーい!」

幸「あんなの普通打たないよ!」

「…」


ほんとに…やってくれるわ。

…久しぶりに御幸がカッコイイって思った気がする。←

このあとも順調に点を取り、5回コールドで試合を終えた。



「今日は結構収穫あったんじゃない?」

御「そうだな…意外と沢村も投げれてたしな」

「御幸も打ってたし」

御「オレカッコよかっただろ?」

「やっぱランナーいると違うねー」

御「無視?」

「大丈夫、カッコよかったよ」


私は御幸の肩に手を置いて言った。


御「何それ嬉しいけど嬉しくない」

倉「テメーらイチャイチャしてんじゃねー!」

「うわっ」

御「がっ!?」


スッと横に避けた私は無事だったけど、気づくのが遅かった御幸は、倉持のタイキックをもろに受けて崩れ落ちた。


御「お前…大会中なのに…」

倉「それぐらいで試合出れねーんならとっくに出てねーだろ」

「確かに」

御「A…お前ほんとに彼女かよ…」

「彼女でーす御幸君大好きでーす」

倉「ヒャハハ!すげー棒読み!」

御「泣けてくる…」

「泣かないで!倉持は私が後で殴っとくから!」

倉「おい待て」

御「つーかオレが泣きたいのそこじゃねーし…」

「ごめんって…ほら立って」

御「ん」


御幸は私に手を差し出した。


「いくよ、せーの…」


私は手を引くと見せかけて、そのままトンと押した。

ドスン


御「お前なあ!」

倉「ヒャハハ!遊ばれてやんの!」

「ごめんってば!うわっ、ちょっ!」

御「待てこのやろっ」

「きゃー!」

倉「ヒャハハハハ!」


大会中でも、この日常は変わらない。

制球力→←危機感



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
121人がお気に入り
設定タグ:ダイヤのA , 恋愛 , 原作沿い   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みゆき(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます! できるだけ早く更新できるように頑張ります^^; これからもお楽しみに! (2016年9月6日 20時) (レス) id: 9ea85c1160 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 凄い面白いです!夢主ちゃんどうなっちゃうのか気になります!更新頑張ってください! (2016年9月6日 19時) (レス) id: 948fa60ac2 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みゆき | 作成日時:2016年8月18日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。