流れ ページ14
降谷は粘りのピッチングで明川に追加点を許さなかったけど、青道も楊君の正確なピッチングに抑えられ、点を入れれずにいた。
さらに揺さぶりをかけて、徹底的に降谷を潰しにきた。
降谷は力でねじ伏せるつもりのようだ。
降谷…
ベンチも動き出している。
また暑くなってきたし…
そろそろ限界かな…
審「ボール、フォア!」
客「あーもったいない!」
片「タイムお願いします」
…動いた!
流れから察するに…
片「御幸、ピッチャー交代だ」
降「!」
客「ここで交代?早くないか?」
観客席もざわつく。
次は誰が投げる?
丹波さんはまだ無理だし、やっぱりノリかな。
…まさか…
『青道高校、選手の交代をお知らせします』
『9番、降谷君に代わりまして…』
『ピッチャー、沢村君』
ま…
「マジで『まさか』だった…」
沢村がマウンドへ向かう姿を見て、スタンドも静まりかえった。
そして、何やらマウンドでもめている様子。
どうしたんだろ…何かあったのかな…
しばらくすると、降谷がマウンドを降りて沢村がギャーギャー騒ぎ出した。
…大丈夫みたいね。よかった。
沢村は昨日の夜のアレで、かなり自信がついてるはず。
今のあいつなら、この回を簡単に終わらせてくれる。
…と信じたい。
何も起こりませんように…
と願った矢先。
沢村の牽制球がすっぽ抜け…
「あああ!!!」
哲さんがすんでのところでキャッチ。
「…な…」
「「何やってんだテメー!!」」
「この馬鹿!」
金「マウンド降ろされてぇのか!」
味方からヤジが飛ぶ投手なんて聞いたことないし!
「ったく、確実に何かやらかすんだから…」
春乃「まあまあ…」
その後はきっちり抑え、4回の表が終わった。
青道の攻撃はクリーンナップからの好打順。
純さんはさっきも打ってるから期待できる。
初球、顔の近く。
伊「なめてんじゃ…ねーぞオラァァァ!!!」
キーン!
「うわあ…」
唯「あんなのをあんなところまで…」
「さすが純さん…」
幸「それ褒めてるの?」
次の哲さんはフォアボール、増子さんが送りバントで1アウト2、3塁のチャンス。
次に来るのが…
唯「来たよAちゃん、チャンスに強い男が!」
幸「頼りになるやつが来たよAちゃん!」
「わかってるよ!ちょっ、痛い痛い!」
両側2人にバシバシ叩かれる。
ここで決めたらすごくカッコいいよね。
どうかな…御幸君?
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みゆき(プロフ) - 瑠璃さん» ありがとうございます! できるだけ早く更新できるように頑張ります^^; これからもお楽しみに! (2016年9月6日 20時) (レス) id: 9ea85c1160 (このIDを非表示/違反報告)
瑠璃(プロフ) - 凄い面白いです!夢主ちゃんどうなっちゃうのか気になります!更新頑張ってください! (2016年9月6日 19時) (レス) id: 948fa60ac2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みゆき | 作成日時:2016年8月18日 22時