桜花一族の子は転生しました

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「波の国は超貧しい国で大名ですら金を持ってない、勿論ワシらにもそんな金はない！
高額なBランク以上の依頼をするようなな……」


だからCランク任務にしたんだ…。
とはいえ流石に嘘をつくのは駄目だと思う。


「まあ…お前らがこの任務をやめればワシは確実に殺されるじゃろう…が…なーにお前らが気にすることはない、ワシが死んでも10歳になる可愛い孫が一日中泣くだけじゃ！！」


……わざとらしい、気にしてって言ってるようなものじゃんか。


「あっ！それにわしの娘も木ノ葉の忍者を一生恨んで寂しく生きていくだけじゃ！
いやなにお前たちのせいじゃない！」

「ま！…仕方ないですね、国へ帰る間だけでも護衛を続けましょう！」


勝ったとかいう感じの表情してたのは気にしないでおこうかな？
そうして波の国まで来たんだけど。


「すごい霧ね前が見えない！」

『ほんとにねー』

「そろそろ橋が見える、その橋沿いに行くと波の国がある」

「うひょう！でけェー！！」

「コ…コラ静かにしてくれ！この霧に隠れて船出してんだ、エンジン切って手ごきでな。ガトーに見つかったら大変なことになる」


ガトー…ねぇ。変なやつに目をつけられると大変だね。

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