story10” ページ12
クナイが交わる音がする。今は、霧隠れの忍とお母さんが戦ってるけど、お母さんが押されている。
「おいおい、その程度じゃないよなぁ」
「いいえ、まだよ」
そう言ってから眼を雪桜眼にした。
「やっと出してくれたか。じゃあ、こっちも本気を出すか」
「本気を出す前に終わりよ。凍結!」
「ッ……なら、コイツも道連れだ!!」
そう言った忍はこっちへ走ってきて僕を引っ張った。そのまま術が発動され、僕もお母さんの術の中に。
「A!」
「動くなよ。大事な娘が殺されるぞ」
クナイを突きつけられて震えているとどこからかお母さんの声が聞こえた。なんで喋ってないのにお母さんの声が聞こえるの?
[これは、桜花一族が使えるものよ。早速だけど、雪桜眼にして]
頷いてから忍に気づかれないように雪桜眼にした。
[出られたら、走って木の葉まで行って火影様のところへ行くのよ]
[お母さんは?]
[私は、そこの忍と決着つけてから行くわ。絶対に止まっちゃダメよ]
そうして頷いてから眼を元に戻した。
忍には何をしているかわかってなかったみたいで余裕そうに脅している。
「凍結解除!A早く行って」
『うん!』
走っていると『あ・ん』と書かれている木の葉の門まで来た。
「誰だ!」
『桜花一族の、ものです!今里が襲われててっ、火影に伝えてって言われたので』
「…分かった。急いで火影様の所に連れてってあげるよ」
『あ、りがとう』
門番の人に連れられて来たのはどこかの部屋だった。
「入れ」
「失礼します」
「こんな時間にどうしたんじゃ」
「桜花一族に何かあったらしくて桜花Aと言う子が来ています」
「桜花一族にか!それで、Aはどこに」
「こちらにいます」
「下がって良い」
「はい」
「Aよ、何があったか話せるか?」
『うん。あのね、_________』
僕は出来るだけ内容をまとめて火影に話した。聞き終わるとすぐに手配して誰かが対処してくれているみたいだ。
「もう大丈夫じゃよ。今から暗部の者達に行かせるから安心していいぞ」
そう言われた瞬間ためこんでいた何かがきれた。ボロボロと涙が溢れてくる。拭っても止まらないでいる中、火影は僕が泣き止むまでそばにいてくれた。
そして、泣き止んだ頃には眠っていた。
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アニメ大好き☆ゆき★(プロフ) - Black Knifeさん» 指摘してくれてありがとうございます!訂正しておきます! (2018年12月13日 23時) (レス) id: 5dfbae1f36 (このIDを非表示/違反報告)
Black Knife - Story18のイルカ先生の発言がナルトが発言していることになっていますよー。 (2018年12月13日 22時) (レス) id: 7a28973cff (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き☆ゆき★(プロフ) - 七星さん» 最初から見て下さり感激です!ありがとうございます! (2018年11月6日 17時) (レス) id: 5dfbae1f36 (このIDを非表示/違反報告)
七星 - 一から読ませてもらいました!面白いです!落ちがどうなるか楽しみです!! (2018年11月6日 0時) (レス) id: 9defa21c78 (このIDを非表示/違反報告)
アニメ大好き☆ゆき★(プロフ) - 雪さん» 雪さんありがとうございます!カカシがいつ気がつくかはお楽しみです!もう少しか、まだ先か……!! (2018年7月18日 18時) (レス) id: 5dfbae1f36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき(幸) | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時:2017年10月17日 21時