story120 ページ30
一ヶ月…その間僕はどうしよう。
修行するにしても木ノ葉だとあんまだし…そうなるとやっぱり一つしかない。
貴「一族の村に帰ろっかな」
そこなら知り合いもいるし、食料も何も困らない。
決めたら即行動、というわけで少しの荷物と共に木ノ葉を出た。
一族の村は一般の忍には人が住むための集落としか認識されていない。
ただ集落と言っても敷地は有り余るほどに広い。
まあそれは表向きの話。本当は一族の住む村の奥には一族の者のみが足を踏み入れることの出来る場所がある。
そこは一族の血だけを受け継いでいる者のみだけしか入れない。
中は野菜や果物を育てていたり、牛や豚なども飼っている。
そしてそれらを貯め込むために蔵がたくさんある。忍でも周り切るには一日じゃ足りない。
だからトロッコとかで行きたい場所まで進んでいく。
貴「…あ、ついた」
村の入り口は何の変哲もない門。
けれど、中から声や人の気配はない。当たり前だけどここに住んでる人はもういないから。
中に入るとあの日のまま、崩壊している家ばかり。一部修復はしているけれど見れば悲惨だ。
貴「…僕だけ、僕だけがいていいのかな？」
いつも思うことだけど、誰も答えてはくれない。
ずっとずっと、後悔している。
石碑の前で少し立ち止まった後、その奥へと行った。
ある一定の場所まで行くと結界が張ってある。そこを素通りして踏み入れると何もない。
僕は純血だから結界の解除とかは一切必要ない。
また少し歩いてくと小さな家がある。
その近くには人が座っていて、僕に気づくと駆け寄ってきた。
「A様！お戻りになったのですね」
貴「うん、ただいま爺」
本名は教えてくれないけど爺と呼んでくれと言われてからはずっと。
爺は一族の人だけど雪桜眼が開眼しない、桜花一族の血をあまり受け継いでいない人。
普通なら一族から出ていかないといけないけれど、お父さんがココで働いてくれと言ったらしい。
爺は喜んで働いてる。確か年は火影と同じかそれ以上らしい。
貴「爺、僕これから一ヶ月間修行でここにいるんだ。だから言っておこうと思って」
「そうでしたか。ではわしは遠くから見守っていましょう。何かあれば遠慮なく」
貴「うん、ありがと」
そう言うと嬉しそうにする爺。
帰ってきたんだな……。
なんてことを爺を見て思った。
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ゆき（幸）(プロフ) - なのはさん» ありがとうございます、更新できる日は多く書けるように頑張ります！オチは決まってるのでお楽しみにー！ (2019年12月9日 14時) (
レス) id: 5dfbae1f36 (このIDを非表示/違反報告)
なのは(プロフ) - 更新楽しみです！オチはサスケでほしです！ (2019年12月8日 0時) (レス) id: 122a982782 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき（幸）(プロフ) - 累さん» すみません。少しだけ編集し直したかったので非公開にしていました (2019年3月26日 21時) (レス) id: 5dfbae1f36 (このIDを非表示/違反報告)
累 - 92話がないです (2019年3月26日 20時) (レス) id: 8f85ac4c78 (このIDを非表示/違反報告)
累 - ありがとうございます (2019年3月23日 22時) (レス) id: ae81df47f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき（幸） | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/
作成日時：2019年3月15日 13時
