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「あぁ、この姿であったのは初めてだったな。
俺はFBI捜査官の赤井秀一だ」
この姿…？
男は私に近づいてきた。
不思議と不信感を感じない。だって、
「シンガポールは楽しめたか？いや、あんな事件が起きたからな…すまない」
「あ…」
微かに香るタバコの匂い。
「俺が居候している家に送った君からのお土産。まだあるんだ。早く受け取ってもらわないとな」
そんなこと知ってるの。彼しかいない。
「おき…やさん。沖矢さん」
やっと、心の中の穴が全て埋まった気がした。
崩れたものが繕われた。沖矢さん、と何度も名前を呼んでるうちに、抱きしめられてあやされる。
「よく頑張ったな、A。」
「おき…や、さん！…うっ…あっ」
泣いてしまってあまり声が出ない。
多分、赤井と名乗ったこの人は沖矢さんで、零くんと同じ潜入捜査官か何かだったんだろう。
だって、抱きしめている赤井さんの手、切れ長の目。
全部、沖矢さんと瓜二つだった。
______…
しばらく泣いていた私を赤井さんは抱きしめて、頭を撫でてくれていた。
その手はとても優しかった。
泣き止んでからは赤井さんについて説明を受けた。
彼はやっぱり潜入捜査官だったらしく、死んだふりをしたため、沖矢昴として行動していたようだ。
「あの、これからは赤井さんと呼んだ方がいいですか？」
「そうだな…。もう沖矢という人物はこの町からいなくなる予定だ。
それにしても、降谷くんと一緒で頭の回転が早いな」
零くんと一緒。
「零くんはわたしよりもっとすごいですよ」
勉強で勝てたことはないなぁ…うん。
そうだ、言いわすれてたことを言わなきゃ。
「赤井さん、本当に助けてくださりありがとうございました。」
沖矢昴の時、私は彼にとても助けられた。
初めてあった時も、ストーカーの時も、シンガポールで1人寂しい時だって、
いつでも心の不安を埋めたのは彼だった。
もちろんそれは零くんも同じだ。
「…もしよければ、これから先も守らせてくれないか？」
「えっ…と？」
「俺は、君が好きだ。
君を守りたいと思うし、愛しいと思う。
俺とずっと隣にいてはくれないか」
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しのはら(プロフ) - 明里香さん» また後日直します。わざわざありがとうございました。 (2019年6月15日 20時) (
レス) id: 7f2dfd99c3 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 137話にも誤字がありました。「息の根を引き取った」ではなく、「息を引き取った」です。 (2019年6月15日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 136話に誤字がありました。「本人に入ってない」ではなく、「本人には言ってない」です。 (2019年6月15日 18時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
しのはら(プロフ) - ゆーきさん» なぜに笑すきだと言ってもらえるととても嬉しいです！ありがとうございます(^-^) (2019年6月3日 23時) (レス) id: 7f2dfd99c3 (このIDを非表示/違反報告)
しのはら(プロフ) - 明里香さん» 明里香さんたくさんのご指摘ありがとうございます。降谷姉の会えない日々、×されない日々はすぐに直してきますが、囚われの方は更新と一緒に直します。多く間違えててすみません汗 (2019年6月3日 19時) (レス) id: 7f2dfd99c3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しのはら | 作成日時：2019年5月25日 7時
