降谷姉の弟に会えない日々【降谷零】

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「わぁ！お姉さん可愛い！」



泉谷Aだとバレないために、Aという名を呼ばないようにしてもらった。



「えへへ…ありがとう」



茶髪のウィッグをつけ、カラコンで目もブラウンにした。
結構、変わるもんだなぁ。



「じゃあ行きましょうか」




_____________





カランカランカラン！！




「特賞！！特賞でましたぁぁ！」




「………うっそ」




引いてしまいました。特賞。
1等よりもさらに上をだしてしまいました。




(ストーカーの運だけでくくじ運もあるとは…)



すんごくじとーっとコナンくんに見られてる。
呆れられてる？



「あはは…すごいですね」




「はい、自分でもびっくりです」



まさかの一発で当てちゃったからね。



「特賞は7泊8日シンガポールの旅！ペアのツアーです！おめでとうございます！」



「えぇぇぇ！？」



まじでか！？
超豪華じゃないですか…！



「ありがとうございます！」



……でもペアか。
そうかペアか。



「お姉さんすごーい！」



「ありがとう！」



ペア…か！！




行く相手いないなぁ…


目の前に渡されたツアーに関する書類の入った封筒を見ながら困ったのだった。






「キャァァァァァァ！！！」








そして嫌な予感は的中する。

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