降谷姉の弟に会えない日々【降谷零】

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……え、広。
阿笠宅ってこんなに大きいの？ていうかまじでここ高級住宅街なんだなぁ…



「あれ？Aお姉さん、どうしたの？…ってまさか」



コナンくんの目は私の手元を向いている。

あー、察せられたかな。




「お姉さん呼びありがとうコナンくん！

そうそのまさかだよ」



「歩美達が遊んでたドローンが壊れてお姉さんの頭にぶつかっちゃったの…」



あぁぁぁ！そんな申し訳なさそうに言わないでぇぇぇ！！迷惑かけられる側も結構心が痛むのである。



「このドローンを作った人が私の家のお向かいさんだったから、挨拶も兼ねてお邪魔しにきたの」



挨拶という言い訳は今咄嗟に考えました。



「なるほどね！阿笠博士ー！」



「なんじゃなんじゃ…おや？」



おぉ…the博士って感じの人きた。



「向かいに引っ越してきた降谷Aです。何もなくてすみません…」



「いえいえ、私は阿笠です。これからよろしくお願いします」




あ、気のいいおじいちゃんみたい。




「ところでこのドローン、どうすれば…？」



「なっ！壊れてしまってるじゃないか！どこがダメだったのかのぉ…？」



阿笠博士は「とほほ…」と言いながら地下に降りていった。研究室とかあるんだろうか。




………えーと、私はどうすれば？

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