降谷姉の弟に会えない日々【降谷零】

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「…バーボン…お前こんなことして組織が許すと思っているのか！！」



「…はぁ。呆れた人ですね。貴方はジンから処分対象に当たっていた。
今回僕がたまたま汚れ役についてあげたというだけのこと。勘違いしないでいただきたい、僕は決して組織を裏切っているわけではないことを」



男の顔は見る見るうちに歪んでいく。すると、男の怒号が響き渡った。



「嘘だ…嘘だ嘘だ！なぜバレた…いつから計画が漏れて…」



「貴方の秘書がおぞましい顔をしながら教えてくれましたよ。
"自分はなにも悪くない、悪いのは全てオーナーだ！！私は…"


貴方の計画のおぞましさに耐えられなかったんでしょうね。」



「クソッ！！あいつ！！！」



「でも感謝してほしいくらいですよ。
僕は貴方を殺しません。」



男はきょとんとした目でバーボンを見つめた。
バーボンはその表情を楽しみ、口を上げ、怪しく微笑んだ。



「僕は僕の殺し方をします。
貴方を社会的に抹殺する。オーナー、貴方が闇社会の人間との繋がりがあることはわかっているんです。


___テロ事件の主犯としてまたは計画犯として、捕まってください」



男は歯をギリギリと噛み締め、悔しそうに唸ってた。その表情とは裏腹に、バーボンの顔は清々しいものであった。

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