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「まず三階からだな」



「は、はい」



流れに任せて、お部屋説明が始まったのだった。



「3階は主に俺たちの部屋だ。お前の部屋も三階にある。ちなみに、お前の隣は俺だ」



地獄か。
なんでジンが隣なんだ。よりによって最も怖いであろうジンと!



「ここには俺たちの他にも組織の幹部が出入りする。明日、2人来る予定だ」



2人…誰だろうか?



「_____そういえば」



ギロ、と上から睨まれる。
ジンはいかんせんでかい。目線を上げないと見えないのだ。
私が小さいだけなのかもしれないけど。



「何でしょう?」



「お前はなぜ俺の名前を知っていたんだ」



肩が上がりそうになった。
危ない危ない…!



「事前に御主人様方のリストをいただいておりました。ですので、顔と名前が一致するは覚えています」



適当に嘘をついた。本当はそんなものもらっておりません。前世の知識です。



「そうか」



あ、信じてくれた…よかった。


そして次々と説明され、2階には仕事部屋や書斎、客室。
一階には広間やキッチン、浴室があることを知った。




「だいたい食事は広間でとる。」



「私はそこに食事を運べばよろしいのですね」



「そうだ。
お前の分も持ってこいよ?」


「…なぜ、ですか」



え、使用人は他の場所で食べるんじゃないの?



「お前も一緒に食べるからだ。
ここは他の烏丸家の分家とは違う。使用人であっても犬以下の扱いはせん。

…よかったな、ここがお前の雇われ場所で」



犬、以下。
その言葉にゾッとした。黒川家での対応はまさに犬以下だった。もしこの家でなかったら____

もっと酷い仕打ちをされていたのかもしれないのか。



「ありがとう、ございます」



運がいいのか悪いのか。そんなことはまだわからない。

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しのはら(プロフ) - ルリさん» 返信遅くなってごめんなさい!ありがとうございます!!こちらもぼちぼち更新していきたいと思ってるので是非楽しみにお待ちください! (2019年6月23日 7時) (レス) id: 7f2dfd99c3 (このIDを非表示/違反報告)
ルリ(プロフ) - 降谷さんの姉のお話も読んでます!!!この小説も面白そうですっっ!!応援してます! (2019年6月16日 23時) (レス) id: f44adf4250 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しのはら | 作成日時:2019年6月16日 19時

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