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展示会編8 ページ32

「えぇ、知り合ったのは最近ですが。

キッドさんも何度か小学1年生に捕まりそうになったんですよね…わぁ恥ずかし」



月光に照らされてるキザな怪盗を嘲笑うかのように見上げた。
もちろん、バカにする気満々である。



「そんなに笑うこたぁねぇだろ…」


「笑いますよ。
ベテラン怪盗が小学生に捕まり送検…ってなったらとっってもおもしろいでしょうね」



「ははっそりゃ愉快な話だ…」



お互いを探り合うかのように笑いあう。
異様な雰囲気が漂った。



「まぁ美人さん。

このことは内密に」



と、消え去ろうとした彼の手をつかんだ。



「へ?」



おい怪盗さん、情けない声出すなよ(



「その前に、貴方が変装した男。

どこにいるか教えてもらえます?」



「あー客室220にいるよ。

今頃気持ちよくグータラ寝てるだろうな」



「ありがと」



私は掴んでいた手を離した。
客室220…そこにスメラギのボスがいるのか。



「いいのか?あんたも探偵…警察…その類のもんなんだろ?

捕まえなくて…」



私はその言葉を遮る。
簡単な質問だからすぐに答えは出た。



「私は依頼しか仕事はしない主義なんです。

その依頼が終わったら、ついでにあなたを捕まえるかもね」



覚悟しとけ、と彼を睨む。

おっかねぇ美人さんだ、と言ってそのまま怪盗さんはまた人混みの中に戻っていった。

いやいやおっかなくないから普通だから(

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研磨が今日も尊い - マフィアと黒ずくめが戦ったら余裕でマフィアが勝つ妄想をしてた (2019年4月28日 23時) (レス) id: 9302f4ea83 (このIDを非表示/違反報告)
とう(プロフ) - しのはらさん» いえいえ!作者様のペースで頑張ってください! (2018年5月27日 16時) (レス) id: cb63dd0036 (このIDを非表示/違反報告)
しのはら(プロフ) - とうさん» ありがとうございます!更新…遅くて申し訳ないです。これからもこの作品を宜しくお願いします! (2018年5月27日 16時) (レス) id: e60cfd6252 (このIDを非表示/違反報告)
とう(プロフ) - すっごい面白いです…!更新楽しみにしてます、これからも応援してます〜! (2018年5月26日 16時) (レス) id: cb63dd0036 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いいなー見たかった(´;ω;`) (2018年5月6日 9時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:しのはら | 作成日時:2018年4月7日 13時

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