道中で ページ3
「此処…ですね」
「ほぉ…如何にも探偵事務所って感じだねぇ」
恋人繋ぎをして米花町の街を歩き、毛利探偵事務所に着いた。
此処に来るまで大変だったよ…
治さんはかっこいいからちょっと離れたすきに逆ナンされ、しかもそれにノッてしまっていたり
美人がいたらすぐに心中を嫁の前で堂々と勧めてるし。
…こっちがどんな気持ちなのかも知らないで。
ちょっとだけ妬いたのは秘密。
「…A、疲れてる表情だけどどうしたの？」
ニヤニヤしながら治さんが顔を覗く。
…うっわ確信犯だなこいつ。
「うっさい…」
「ふふっ…ツンデレかい？」
まだからかってくる私の旦那さん。
「あれ、奢って」
「え、」
「奢ってって言ってんの、私をからかった罰」
私の指差した先には喫茶ポアロの文字。
ちらっと雑誌で読んだことがあって気になっていたカフェだ。
「いいよ、でもその前に…」
いきなり治さんに抱きしめられた。
抱きしめ…？結構人がいるこの道で！？
「ちょっ…治さん！人ッ…人がいるから！」
すると私の言葉を遮って、治さんに耳元で囁かれる。
「私も嫉妬しているんだよ？
ほら、路地裏にいる男や向こう側にいる男…みんなAを見てる。
Aは私のものだっていうのを見せつけたい」
こういうことを恥ずかしげもなく言ってくる私の旦那さん。
きっと私の顔は更に赤くなってるだろう。
どうすればいいかわかんなくなるじゃん…！
とりあえず隠すように治さんの胸に顔を押し付けぐりぐりと押しまくった。
「ずるい…本当にずるいです治さん…」
(可愛いなぁ…！私のお嫁さんは最高だ！)
「ねぇ、その頭ぐりぐりそろそろ痛いのだけれど…やめてくれない？」
「…無理」
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研磨が今日も尊い - マフィアと黒ずくめが戦ったら余裕でマフィアが勝つ妄想をしてた (2019年4月28日 23時) (
レス) id: 9302f4ea83 (このIDを非表示/違反報告)
とう(プロフ) - しのはらさん» いえいえ！作者様のペースで頑張ってください！ (2018年5月27日 16時) (レス) id: cb63dd0036 (このIDを非表示/違反報告)
しのはら(プロフ) - とうさん» ありがとうございます！更新…遅くて申し訳ないです。これからもこの作品を宜しくお願いします！ (2018年5月27日 16時) (レス) id: e60cfd6252 (このIDを非表示/違反報告)
とう(プロフ) - すっごい面白いです…！更新楽しみにしてます、これからも応援してます〜！ (2018年5月26日 16時) (レス) id: cb63dd0036 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いいなー見たかった(´；ω；`) (2018年5月6日 9時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しのはら | 作成日時：2018年4月7日 13時
