太宰夫妻と名探偵達の怪奇譚【文スト】【名探偵コナン】

探偵 ページ12

あれから数時間。

国木田さんに報告し、やっと私達は横浜に帰ってきた。


「ねーねー治さーん。

眠りの小五郎って誰だと思う？」


どう考えても、あの…言っちゃ悪いが毛利さんが的確な推理をできるとは考えにくい。

隙がありすぎるし、探偵としての意識はあるが、必要なところが欠けている。



「十中八九、あのコナンという少年じゃないかな？」


「え！？なんでそう思うの？」



確かに少しそうかなとは考えたが証拠がない。



「毛利という探偵よりも大事な部分を質問していたからだよ。
あの鋭い目、探偵に向いている。

眠りの小五郎…仕掛けはまだわからないけど、少年のポケットからチョーカーの小細工したようなものがみえた。あれはおそらく変声機だ。

首につけるチョーカーならいつつけていてもおかしくはない」



ポケットの中にそんなのあった！？
よく見てるなぁ治さん。



「まぁ、武装探偵社(うち)の方がもっと良い探偵がいるけどね」



「乱歩さんと比べてはいけないよ。

あの人に推理力で勝る人はいないだろう？」



「ですね〜」



確か乱歩さんも警備ではないけど展示会に来るはず…


2人の江戸川か…

楽しみ。

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