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立ち上がった瞬間彼も立ち上がり私の手に触れた。
「…？あの」
「30分」
「はい？」
「30分だけ頂戴？」
真っ暗な玄関だけど彼が凄く真剣だということは分かった。
なんて返せばいいのかな
私の指に触れる手がスルッと指を絡める。
……この人
「…甘え方……教えてください」
「…ベランダで俺に抱きついてきたみたいにすればいいんだよ」
目をつぶると彼が頬や耳など唇以外に触れるかのようにキスをする。
これ、くすぐったい。
彼のシャツをキュッと掴んでしまうと彼は私の瞼にキスをした。
「A目開けて？」
「…っ、恥ずかしい」
「俺しか見てないから」
「だから、それが…恥ずかしいんです」
「はいはい、じゃあちょっとだけ失礼」
すると、突然ふわっと体が浮いた。
びっくりして目を開けると彼が私を抱き上げたままリビングへと向かっていた。
…何？
さっきまで私が座っていた椅子に私を座らせると彼は私の手に触れたまま見つめてきた。
この人
さっきも思ったけど腫れ物に触れるかのように私に触れるから
「…�眞呂気鵝�
「ん？」
「…その触り方……いやです」
私を椅子に座らせ床に膝をついて私よりも目線が低い位置にいる彼
くすぐったい触り方をしないで
…緊張してしまう
「人が嫌な気持ちさせないようにって気にしてんのに
何？擽ったいの？」
少し笑みを浮かべている彼を見て墓穴を掘ってしまったと思った。
私の手に触れて下から覗き込む形でキスをしようとしてきた彼から顔を背けて逃げようとした。
それでも、手が触れている為動きを止めることが出来ない。
足を数回動かすと彼が私の足首に触れてきた。
「わかったわかった
…これ以上はしないから」
「……目が本気ですけど」
「…俺だってさ、好きな女の子いたら触れたいって思うよ？
だから、今日は手だけ」
「足に触れてます」
「それは足癖の悪い誰かさんを止める為だよ」
「嘘つき」
「嘘じゃねぇって。」
そう笑い彼は立ち上がった。
帰ろうかなと言って玄関の方に行く彼を見送りに行こうと後ろを着いていくと靴を履いた彼が私のほうを振り返ってきた。
無言で見つめてくる為何も話せず黙っていると私の頭にポンッと右手を置いてきた。
「また、会いに来るよ」
部署が全くもって遠いから
バイバイと手を振ってからドアを閉める彼を見た後自分の頬をペチッと1回叩いた。
私から会いに行く努力をしないと
ダメだよ
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ら(プロフ) - 更新楽しみにしてます (11月25日 21時) (
レス) @page48 id: 95c397fed2 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - みきさん» (↓の続き)これからも、描写に気を配りながら書いていこうと思います。待たせてしまうことが多いと思いますがこれからも頑張っていきますね。コメントありがとうございました。 (8月16日 8時) (レス) id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - みきさん» みき様コメントありがとうございます！アイドル設定より会社員設定の方が自分が書けやすいという理由もありますがそう言って下さりとても嬉しいです。確かにmainのストーリーって少ないですよね。 (8月16日 8時) (レス) @page34 id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 胸が苦しくなる、キュンキュンストーリーですね。今後の展開も、楽しみにしてます。 (8月1日 22時) (レス) @page33 id: cefd7f5dc8 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - �眞呂�んmainのストーリーって、なかなか無いので嬉しいです。また、今後も�眞呂�んmainのストーリーを増やしてもらえたら嬉しいです。 (7月26日 21時) (レス) @page29 id: cefd7f5dc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2023年6月4日 11時
