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首を横に振って応えると彼は困惑した表情を見せて私の瞼に触れた。
「ごめん、泣かせた」
「…っ、�眞呂機△�
私を嫌いになってください」
「え？」
「っぁ、貴方に…相応しくないのに」
涙が止まらなくて座り込んだ足にポタポタと落ちていく。
今この状況を「風邪だから」で許せるのかな。
今の私の気持ちも本音も全部「風邪だから」で許せるのかな。
『えぇ！？海外営業って…女性少ないのに大変ね』
会社でも人気者で凄い仕事も出来る彼には
もっと相応しい人がいる。
「ふ、っ…わす、れて
私を、忘れてくださいっ」
凄い涙が止まらなくて見せられないから下を向いて彼の方を見ずに呟くと彼は私の背中を撫でて近寄り抱きしめた。
「…俺、もう好きだよ」
「……、」
首を横に振り否定すると彼は「頼むよ」と悲しそうに呟いて私の背中を撫でた。
「忘れるわけねぇじゃん」
黙って落ち着くまで私の背中を撫でる手は少しだけ震えていた。
彼の呼吸と心臓の音が聞こえる。
…絶対に私は諦めないといけない。
彼の横に立つには
あまりにも私では力になれないよ
泣き疲れて眠った彼女を抱き上げてベッドに運ぶ。
熱ある病人にキスして困らせて
俺、ダメじゃん
眠っている彼女の横に座って時計を見た。
もう夜の8時か
…目が覚める前に帰るか？
でも鍵があるか
……俺に相応しい人を教えて欲しいよ。
まぁ、理想とは違うが
年上でーとか昔は言っていたけど
この子はほっとけないというか
眠っている彼女のおでこに触れると熱は下がっていると思った。
体調が戻ってくれたらそれでいいよ。
彼女を眺めているとさっきのことを思い出す。
グッと目を閉じているから
可愛いなぁって思ったし
すげえ好きなんだなって感じた。
ただ、ここでわかりましたって言って帰るような男じゃない。
……早く目が覚めて
俺、早く声を聞きたい
その時、携帯が震えていることに気づいた
マナーモードで良かった
見ると課長からだった
…今かよ
舌打ちしたい気持ちを抑え寝室から出る。
声があまりしないところって
視線を動かすとベランダが見えた。
…外に出るか
鍵を開けてベランダに出た。
「お疲れ様です」
『�眞蓮△垢泙覆ぁ⊆莪�先のさ』
「あぁ、いいですよ。ただ、僕今外なので」
仕事の話をして一旦落ち着こう
仕事の話と課長の娘さんの話を聞いたりしながらどうにか心を落ち着かせた。
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ら(プロフ) - 更新楽しみにしてます (11月25日 21時) (
レス) @page48 id: 95c397fed2 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - みきさん» (↓の続き)これからも、描写に気を配りながら書いていこうと思います。待たせてしまうことが多いと思いますがこれからも頑張っていきますね。コメントありがとうございました。 (8月16日 8時) (レス) id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - みきさん» みき様コメントありがとうございます！アイドル設定より会社員設定の方が自分が書けやすいという理由もありますがそう言って下さりとても嬉しいです。確かにmainのストーリーって少ないですよね。 (8月16日 8時) (レス) @page34 id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - 胸が苦しくなる、キュンキュンストーリーですね。今後の展開も、楽しみにしてます。 (8月1日 22時) (レス) @page33 id: cefd7f5dc8 (このIDを非表示/違反報告)
みき(プロフ) - �眞呂�んmainのストーリーって、なかなか無いので嬉しいです。また、今後も�眞呂�んmainのストーリーを増やしてもらえたら嬉しいです。 (7月26日 21時) (レス) @page29 id: cefd7f5dc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2023年6月4日 11時
