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好きな人の腕の中はすごく落ち着いてしまう。
部長は私のことをいい子だと言ったけど
私は悪い子だ。
好きな人に怪我まで負わせてしまうし
好きな人にわがままも言う
「…阿部さん」
「ん？」
「私以外の人と付き合わないでくださいね」
「それは当たり前だよ。」
「私のこと抱き締めてくださいね」
「うん。抱きしめるよ」
「……私、亮平さんの最後の彼女になりたいです」
青空が広がる空の下
いい天気で街の声も明るく聞こえてくる。
心地よい風が私の背中を押すかのようだった。
彼は何も言わず
私の背中を撫でると顔を覗き込んできた。
「……今、俺の頭情報処理が追いついてない」
「……大丈夫ですか？」
「…俺の事を名前で呼んで
凄いかっこいい言葉言われた気がする」
「…亮平さん？」
「っ、Aってさ
俺を驚かせる天才だよね」
「え？っわ！」
阿部さんは急に立ち上がり突然私の腰に触れて抱き上げた。
肩に手を添えて彼を見下げる形で抱っこされる。
これ、挫いた足を地面に付けないようにしてるのかな？
そして、彼はぎゅっと抱きしめると「可愛い」と呟いてクルクルと2回程回った。
「わ、わっ、落ちます！」
「落とさないから」
「、重いです！私」
「可愛い。ははっ」
「っ笑わないでくださいよ！」
「違う違う。Aが凄い俺を驚かすから
可愛いなぁって」
この人の可愛いの基準おかしいと思う
阿部さんは立ち止まると私の方を見た。
彼の目が何か嬉しいことがあった子供と同じように輝いて見えた。
綺麗な目をしてるな
「約束する
いや、誓うよ
将来、一生愛し抜きますって」
凄く自信を持った口調
彼の肩に触れる私の指には指輪が光っている。
「…プロポーズですか？」
「さぁ、どっちでしょー？
プロポーズはちゃんとするよ。
でも今はプロポーズ前の一生の誓い」
私、プロポーズだと思ったよ。
だってもう私の中じゃ貴方しか愛せないんです。
好きで好きで
好きなんですよ。
「…経理課の人達や会社の人にもバレちゃいましたよ？付き合ってるの」
「いいよ。バレて
いっそバレてた方が俺的には良い」
意外
この人の意外な所をどんどん知っていく。
阿部さんは私の足を見て「戻って冷やそうか」と言った。
少し悲しそうに眉を下げていた。
別に貴方は悪くないと言いたい。
この足は自分でやってしまったものだから。
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0812melogappa(プロフ) - 続きが気になります(*ﾉωﾉ) (8月23日 14時) (
レス) @page32 id: 10543042ed (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 777さん» コメントありがとうございます！とても光栄です。番外編は今の所考えていませんでしたが考えてみようかなと思います。更新速度が遅いので待たせてしまうことが多いと思いますがこれからも、頑張っていきますね。ありがとうございます！ (6月25日 23時) (レス) id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - hirarin1106さん» コメントありがとうございます！そう言ってくださりとても嬉しいです。かっこよく書けているかを毎回不安になりながら何度も確認していますがとても安心しました。更新速度が遅いですがこれからも頑張っていきますね！ (6月25日 23時) (レス) @page32 id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
777 - このお話し最高です。好きすぎます。番外編としてで構わないので、この二人の裏のお話も読んでみたいです！意外に嫉妬深くて独占欲が強かったり、ドSに攻めてる阿部くんキュンとします。 (6月21日 2時) (レス) id: 07ae00cca1 (このIDを非表示/違反報告)
hirarin1106(プロフ) - このお話大好きです。阿部さんがかっこよすぎて胸がギュンってなります🥺これからも更新楽しみにしています。 (6月11日 23時) (レス) id: d2c13454fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2022年4月6日 2時
