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それ間接キスじゃ
驚いて声も出せずにいると彼は私の目を見て言った。
「俺も男だよ？
好きな子にそんな事言われたら止まらなくなるから」
多分初めて見た。
彼がここまで焦るのも真っ赤なのも
初めての彼のそんな表情や反応を見て自然と笑みがこぼれた。
「ねぇ、何笑ってんの？」
「いえ、笑ってませんよ？」
お土産を買ったりして旅館へ戻ると課長から部屋に着いたら来て欲しいと連絡が来た。
嫌な予感がするなと思い課長の部屋へ行くと課長は普通の世間話をしてきた。
妻に買うお土産が分からなくてなどれがいいと思う？
明日帰るがその際仕事の話をしたい等
「課長」
「なんだ？」
「乙木さんとのデートどうでした？」
そう伝えると課長は一瞬驚いた表情をしてすぐに「何を言ってるんだ」と否定をした。
「仕事のお話ですが俺が何かしましたか？」
「君が課長になって私が部長になるという話か？」
「はい。その条件の話ですよね？」
以前から課長の仕事をしないかと言われていた。
まだ若いと思うがやってみて損は無いとそう思っていた。
彼女と付き合う前からそう言われていたんだ。
だけど
課長は俺の方を見て少し笑みを浮かべた後淡々と話した。
「Aちゃんを私の補佐として働いてもらいたくてね」
彼女だけはあの子だけは
「…乙木さんはどうされるんですか？」
「彼女はね初々しくないじゃないか
それよりもAちゃんのようなしっかりした子の方が良い」
今この瞬間目の前にいる男の胸ぐらを掴んで殴ってやりたい気持ちになった。
でもそんなことしてはいけない
少し下を向いて自分の靴を眺めると頭の上から課長の声がした。
「君の彼女を私に渡せば君は課長になれるんだぞ」
靴が増えた
俺の靴と違いブランド物の靴が目に入る
顔を上げ課長を見ると課長は少し驚いた表情を見せた。
「驚いた。そんな顔もするんだな」
「申し訳ありませんが、俺の彼女です。
目上の方であっても渡すことはありません。」
そう話した俺の声はいつもよりも低かった。
「君には少し失望したよ」
そう課長が答えると俺は失礼しましたと言って部屋を出た。
あの社員旅行の後夏が本格的になってきた。
暑い…
お昼休みだが部署にいても少し暑くて汗が出る。
環境に配慮して冷房休み時間やお昼は付けないでとか
地獄だよ
少し机がヒヤッとするなと思っていると突然扉が開いて焦った感じの深澤さんが立っていた。
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0812melogappa(プロフ) - 続きが気になります(*ﾉωﾉ) (8月23日 14時) (
レス) @page32 id: 10543042ed (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 777さん» コメントありがとうございます！とても光栄です。番外編は今の所考えていませんでしたが考えてみようかなと思います。更新速度が遅いので待たせてしまうことが多いと思いますがこれからも、頑張っていきますね。ありがとうございます！ (6月25日 23時) (レス) id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - hirarin1106さん» コメントありがとうございます！そう言ってくださりとても嬉しいです。かっこよく書けているかを毎回不安になりながら何度も確認していますがとても安心しました。更新速度が遅いですがこれからも頑張っていきますね！ (6月25日 23時) (レス) @page32 id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
777 - このお話し最高です。好きすぎます。番外編としてで構わないので、この二人の裏のお話も読んでみたいです！意外に嫉妬深くて独占欲が強かったり、ドSに攻めてる阿部くんキュンとします。 (6月21日 2時) (レス) id: 07ae00cca1 (このIDを非表示/違反報告)
hirarin1106(プロフ) - このお話大好きです。阿部さんがかっこよすぎて胸がギュンってなります🥺これからも更新楽しみにしています。 (6月11日 23時) (レス) id: d2c13454fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2022年4月6日 2時
