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不安と言われ彼の方を見ると彼は私の足に触れ
体を起こした。
「…不安なんだ？」
「……阿部さん、が
乙木さんと一緒に居ると…どうしようって」
嫌な女です
彼氏のこと信用できないとか
窓から薄らと明かりが入り込む。
青白い朝を知らせる光
ベッドのシーツをギュッと掴み黙ると突然体をグイッと引っ張られてベッドに倒れ込んだ。
「な、何ですか」
「次は俺」
「、待って。あの、え？
阿部さん…？」
「…部長にAが取られるんじゃないかって不安で一杯の俺が
指輪買ったって言ったら笑う？」
「…指輪？」
「うん。Aが寝てる間に指のサイズ測って…俺のものって証作ったって言ったら笑う？」
凄い困り顔の阿部さんを見て「笑わない」と首を横に振りながら言うと彼は数回瞬きをしてホッとしたかのような表情を浮かべた。
「…朝起きたら渡すね」
「……今は？」
「今は、Aに触れときたい」
彼に触れられる場所が熱くなる。
恥ずかしさと愛しと、もっとこの時間が続いてくださいという我儘が溢れてくる。
「、ぁ、もっと」
もっとって彼に伝えると彼は私の頬に触れて頷いた。
もう朝なるよ
もう
「…、ギュッてしてください」
ずっと貴方といたいんです。
朝方、睡魔に負けた彼女を見て俺も横になった。
チラッとベッドの傍を見るとタオルが落ちていたりしていた。
…シーツもぐちゃぐちゃだ
滅多にAと抱き合うことは無い。
一緒に過ごしていて心地良いし
それに、大人だしと思った。
でも、何故か今回は帰ってきてお風呂に入るよりも彼女を待ちたいと思った。
無理をして帰ってくるこの子を抱き締めてあげよう。
結果、約束の時間は超えるし我慢するし、少しぐらい我儘言ってもいいのになぁと思ったけど
規則正しい寝息を建てる彼女を見て少しだけ胸の奥がキュッとなった。
我儘になったのってさっきだったな。
もっとってねだってきて。
可愛くて、愛おしくて
ギュッてしてっとかさ
こんなに甘える子だったんだって分かった。
「あ、そうだ」
ベッドから出て棚から箱を取る
起きてびっくりした表情見たいなぁ
右手薬指に触れて指輪をはめる。
細いリングだけど、小さな宝石がついている。
…指輪買いに行く時店員さんが色々教えてくれたけどやっぱりこの形なら仕事中も付けられて良いよね。
…なんか周りへ牽制してるみたい
……誰にも渡すつもりないけどね。
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0812melogappa(プロフ) - 続きが気になります(*ﾉωﾉ) (8月23日 14時) (
レス) @page32 id: 10543042ed (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 777さん» コメントありがとうございます！とても光栄です。番外編は今の所考えていませんでしたが考えてみようかなと思います。更新速度が遅いので待たせてしまうことが多いと思いますがこれからも、頑張っていきますね。ありがとうございます！ (6月25日 23時) (レス) id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - hirarin1106さん» コメントありがとうございます！そう言ってくださりとても嬉しいです。かっこよく書けているかを毎回不安になりながら何度も確認していますがとても安心しました。更新速度が遅いですがこれからも頑張っていきますね！ (6月25日 23時) (レス) @page32 id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
777 - このお話し最高です。好きすぎます。番外編としてで構わないので、この二人の裏のお話も読んでみたいです！意外に嫉妬深くて独占欲が強かったり、ドSに攻めてる阿部くんキュンとします。 (6月21日 2時) (レス) id: 07ae00cca1 (このIDを非表示/違反報告)
hirarin1106(プロフ) - このお話大好きです。阿部さんがかっこよすぎて胸がギュンってなります🥺これからも更新楽しみにしています。 (6月11日 23時) (レス) id: d2c13454fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2022年4月6日 2時
