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ラウールとまわりながら次どこ行くと話していると香水の強い香りがした。
香水のこの甘い香り凄いな
どこからするんだ？と思い地図から顔を上げてみると目の前をスカートを着て髪が綺麗にふわっと巻かれた女性が通った。
……お？
「ちょ、ラウールこっち」
「え？何」
ラウールの腕を引いて少し距離をとるとその女性の隣を少し身長の高い男性が歩いていた。
腕を組んでまるで恋人のように
…なるほど
「めめ、あの人ってさ」
「やっぱあの二人そういう関係だったんだな」
阿部ちゃんに伝えようと
ただな、あの女性確か乙木さんだっけ。
あの人Aにちょっかい出す理由が分からないんだよな。阿部ちゃんを狙ってるっていうけど本人違う人と付き合ってるし。
今日だけはあの二人の仲を引き離さないでほしいな。
現在、ジェットコースターに乗る為に並んでます。
並んでるんですが隣の人が静かです。
なんでだ？
チラッと隣を見るが何か考え事をしている阿部さん
目の前にいるカップルや後ろに並んでいる女子高生はキャッキャっと話している。
以前お化け屋敷行った時は凄く楽しそうだったのにな。
ジーと眺めてみたが気づかないので少しだけ手に触れてみるとパッと顔を上げて私の方を見た。
「大丈夫ですか？」
「え？ん？」
この人もしかして
キュッと服の袖を掴んで列から抜けようとしたら阿部さんが私の腕を掴んで止めた。
「どうしたの？！」
「え？いや、
阿部さん苦手ですか？ジェットコースター」
そう声に出すと阿部さんは少しだけ言葉が詰まって目線が泳いでいた。
「Aは…乗りたいでしょ？」
「私は阿部さんと一緒に楽しみたいので」
「……俺かっこ悪いね」
ははっと苦笑いを浮かべる彼を見て私は首を横に振った。
夏だから暑いねと言いながら歩いていると目の前から聞きなれた声がした。
「良いですねぇ」
「そうか？」
「あの声」
阿部さんがそう呟いた時頭の中に以前の光景が浮かんだ。
咄嗟に阿部さんの腕を掴んで距離を取ろうと歩く
どうしよう。バレたかな
私と彼が今一緒にいるの見られたらどうしよう
やっぱり伝えてた方が良かったのかな
でももしもここで乙木さんが
「A！」
名前を呼ばれていることに気づき立ち止まると阿部さんは私の腕を優しく掴んできた。
「どうした？落ち着いて」
「…あの」
「あれ？阿部君じゃないか」
阿部さんの後ろから声がした。
間違いない
課長だ。
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0812melogappa(プロフ) - 続きが気になります(*ﾉωﾉ) (8月23日 14時) (
レス) @page32 id: 10543042ed (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 777さん» コメントありがとうございます！とても光栄です。番外編は今の所考えていませんでしたが考えてみようかなと思います。更新速度が遅いので待たせてしまうことが多いと思いますがこれからも、頑張っていきますね。ありがとうございます！ (6月25日 23時) (レス) id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - hirarin1106さん» コメントありがとうございます！そう言ってくださりとても嬉しいです。かっこよく書けているかを毎回不安になりながら何度も確認していますがとても安心しました。更新速度が遅いですがこれからも頑張っていきますね！ (6月25日 23時) (レス) @page32 id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
777 - このお話し最高です。好きすぎます。番外編としてで構わないので、この二人の裏のお話も読んでみたいです！意外に嫉妬深くて独占欲が強かったり、ドSに攻めてる阿部くんキュンとします。 (6月21日 2時) (レス) id: 07ae00cca1 (このIDを非表示/違反報告)
hirarin1106(プロフ) - このお話大好きです。阿部さんがかっこよすぎて胸がギュンってなります🥺これからも更新楽しみにしています。 (6月11日 23時) (レス) id: d2c13454fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2022年4月6日 2時
