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花束をあげるとして彼に合う色はなんだろうか
青や黄色、シックに紺色

緑も合うよね


彼が眠った後リビングで1人考える。

花束のペーパーの色も落ち着いた色がいいな

色んなことを思いながら組み合わせていると彼が起きてきた。


「何してるの?」

「あ、起きてしまいましたか」

「凄い集中してたからさ」

「花束の練習をしてたんです」

間違ったことは言ってない


彼はそれを聞いて「へぇー」と呟くと目の前に座って私の方を眺めた。


「ねぇ、A」

「はい」

「どんな花が好き?」

「え?…んー。
トルコキキョウも好きですね。
かすみ草も綺麗ですし

どんなのでも好きですよ?」


彼の方を見て答えると何故か微笑みながら嬉しそうに頷いた。

「そっかぁ」


そんな優しそうに目を細めて少し下を向いて微笑んで

何かいい事でもあったのだろうか


「……あの」

「ん?」

「…凄く嬉しそうですね」

「そう?
…可愛いなぁって」

ものすごく真っ直ぐな言葉だな。


この人のお嫁さんになれたら凄く幸せなんだろうな。

指輪はつけていても左手の薬指ではない

阿部さんが旦那さんで…なんか想像しただけでも幸せだな


右手の指輪を撫でて彼の方を見ると彼はニコッと笑い呟いた。



「…今度

迎えに来るからその時答えを聞かせて?」


「……っ、はい!」


その迎えがいつなんだろうか


ずっと待ってるから


早く私を迎えに来て











俺の彼女は俺の答えを待っている。


結婚していいと思うけど



「…んー」
「コーヒー飲みながら考え事とか阿部ちゃんらしくないね」
「ふっかは結婚しても変わらないよね」
「?そりゃあ、変わるきっかけがないし」


目の前にいる男はコーヒー飲みながら俺の方を眺めている。


変わらないなこいつは


「…ははーん。

阿部ちゃんはさ、結婚して変わって果たして彼女がそれでも俺のこと好きかーとか悩むんでしょ?」

「うわ、殴りたくなりそう」

「なんでよ。


…別にさ気持ちは変わんないし。
今よりも絶対俺が笑えるし、あの子を笑わす事が出来るって思ったから俺結婚したんだよ」


ふっかの方を見ると凄いニッと笑顔な奴がいた。

先輩面して

でもあってる


あの子を笑顔にさせられるなら


「…ありがとう。ふっか」


「いえいえ。大丈夫だよ。阿部ちゃん」



ふっかのその物差しは物凄く今の俺に必要な見方だった。



だったら急がないとな


待たせるのは申し訳ない

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0812melogappa(プロフ) - 続きが気になります(*ノωノ) (8月23日 14時) (レス) @page32 id: 10543042ed (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 777さん» コメントありがとうございます!とても光栄です。番外編は今の所考えていませんでしたが考えてみようかなと思います。更新速度が遅いので待たせてしまうことが多いと思いますがこれからも、頑張っていきますね。ありがとうございます! (6月25日 23時) (レス) id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - hirarin1106さん» コメントありがとうございます!そう言ってくださりとても嬉しいです。かっこよく書けているかを毎回不安になりながら何度も確認していますがとても安心しました。更新速度が遅いですがこれからも頑張っていきますね! (6月25日 23時) (レス) @page32 id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
777 - このお話し最高です。好きすぎます。番外編としてで構わないので、この二人の裏のお話も読んでみたいです!意外に嫉妬深くて独占欲が強かったり、ドSに攻めてる阿部くんキュンとします。 (6月21日 2時) (レス) id: 07ae00cca1 (このIDを非表示/違反報告)
hirarin1106(プロフ) - このお話大好きです。阿部さんがかっこよすぎて胸がギュンってなります🥺これからも更新楽しみにしています。 (6月11日 23時) (レス) id: d2c13454fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル春 | 作成日時:2022年4月6日 2時

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