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謝らなくてもいいのにと思ったが彼は私の肩に触れて距離を取ろうとしたが少しだけ止まって考えていた。


「あの、」

「……今天秤にかけてるから」

「何をですか?」

「……Aの作ったご飯を食べたい。けど、…あー」

彼らしい悩みだな。

黙って彼を見ながら待っても彼は考えている。


「……今、お腹減ってません」

「ん?」

「…阿部さんとハグしたいです」

「……うん」

「もっと…愛して欲しい、です」



恥ずかしくなりソファに顔を埋めて彼から顔を逸らすと胸に触れる感覚があった。

ソファから音がして、私の臍の傍を触れた。

「…ご飯後で食べよう。

今は触れたい」


彼の方を見ると彼は私に近づきキスをした。








いつの間にかベッドに寝ていた。

……ものすごく久しぶりだったと思う。
だって、そんな事しなくても好きだからさ。


あんなにがっつかれる事ってなかったけど


身体を起こして横を見ると誰も居なかった。


…お風呂かな?


床に足をつけると腰とかが変な感覚になる。

やっぱり慣れないなこれ


ゆっくりリビングに行くと電気が付いていて阿部さんは1人でご飯を食べていた。


部屋着に着替えて普通にご飯食べている彼は電子レンジで温めたおかずを食べていた。


音で気づいたのか彼はこっちを見るとおいでと手招きをした。


「ごめんなさい。一緒に食べようと言ったのに」

「え?いや、いいんだよ。
俺が無理させたから

ありがとう。凄く美味しい」

「あ、ありがとうございます。」


彼の隣に座るとお風呂に入ったのか彼の髪が少し濡れていた。

かっこいいな


食べる姿は少しだけリスを思い出させる。


可愛いとかっこいいが混ざるとあざとかっこいいになるんだな。

そう思うと少しずつ笑いが込み上げてきてクスッと一人で笑ってしまった。


「なんか面白いことあった?」

「ん?いいえ。阿部さんが可愛いなぁと」

「男に可愛いは禁句だよ。

花屋さんは楽しい?どう?」

「楽しいです。バイトでいた時よりも花の数が多くなっていて、ラッピングも種類が増えてまして

舘さんの凄さが滲み出てますね」

「…舘さんは昔から凄いよね。
才能と努力を併せ持つ諦めない人だなって」



そういえば、昔からの知り合いって言ってたな。


隣でパクッとご飯を食べながら話す阿部さんは
1度立ち上がりキッチンに行って箸を持ってきた。


「お腹減ってない?」

「ありがとうございます」

「このおかず美味しい」

「嬉しいです」

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0812melogappa(プロフ) - 続きが気になります(*ノωノ) (8月23日 14時) (レス) @page32 id: 10543042ed (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 777さん» コメントありがとうございます!とても光栄です。番外編は今の所考えていませんでしたが考えてみようかなと思います。更新速度が遅いので待たせてしまうことが多いと思いますがこれからも、頑張っていきますね。ありがとうございます! (6月25日 23時) (レス) id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - hirarin1106さん» コメントありがとうございます!そう言ってくださりとても嬉しいです。かっこよく書けているかを毎回不安になりながら何度も確認していますがとても安心しました。更新速度が遅いですがこれからも頑張っていきますね! (6月25日 23時) (レス) @page32 id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
777 - このお話し最高です。好きすぎます。番外編としてで構わないので、この二人の裏のお話も読んでみたいです!意外に嫉妬深くて独占欲が強かったり、ドSに攻めてる阿部くんキュンとします。 (6月21日 2時) (レス) id: 07ae00cca1 (このIDを非表示/違反報告)
hirarin1106(プロフ) - このお話大好きです。阿部さんがかっこよすぎて胸がギュンってなります🥺これからも更新楽しみにしています。 (6月11日 23時) (レス) id: d2c13454fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル春 | 作成日時:2022年4月6日 2時

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