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部署を出ると目黒君が私の手を掴んできた。


「阿部ちゃんに伝えよう」


「大丈夫だよ。仕事かもしれない」


「、さっきまであの二人隠れてコソコソ会ってたんだぞ?」


密会してたんだ。部長と乙木さん

焦った表情の目黒君

大丈夫だよ。目黒君

ここ会社だし、変な事は出来ないよ。


「大丈夫。

阿部さん会議中だし迷惑はかけられないよ」

「…あんた良い奴すぎだろ。」

「……良い奴じゃないよ。
…不安で怖いんだよ」


右手薬指の指輪に触れて呟くと目黒君は私の指輪を見て肩をポンっとした。


「怖いと思ったら電話かけろいいな?」

「うん。分かった」



目黒君とわかれて第3会議室に向かう。


扉をノックして開けると部長1人だけがそこにはいた。


「遅くなりました。何かありましたか?」


声をかけると部長は私の傍に来て書類を渡してきた。



「ごめんね。相手企業さんからこの会計の雑費に何が含まれるのか知りたいと言われてね」


「あ、こちらはですね」


書類に触れて説明をしようとしたら一瞬だけ部長が屈んだのがわかった。


…ん?



その瞬間足がふわっと浮き脇に手が支えられている事に気づいた。


…あ、


「、離して!」


声を出すのと背中がドア横の壁にぶつかるのが同時だった。


一生懸命抵抗しようとしたが胸に触れようとする手が強くて効かない。


スーツのポケットの携帯に触れようとしても上手く手首を掴まれてそんなこと出来なかった。


「離して下さい!」

「Aちゃん、君はいい子だ。

いい子なら分かるだろ?」



いい子?


何がいい子だ


気持ち悪い、離して、来ないで


思考がグチャグチャになるのが分かる。
部長を殴ろうとしたが右手を掴まれた。


「この指輪、なんだい?

あー、もしや彼からか?」


「やめて!触らないで!」


「阿部君は愛されてるねぇ

こんな子が彼女とか健気だ」


「、家庭があるのに不倫して楽しいですか?
部長は酷い人です」


「そうだな。君のような子に触れたらもっと楽しいかもしれない」



ジャケットを無理やり脱がされて距離が近づく


やめてやめて


「、来ないで!」


「叫んでも無駄だよ皆会議だ」


足を無理矢理立たせて部屋の奥へ行く

少しでも距離を取ろう


じゃないと



「っ、はぁ、はぁ」






自分が自分じゃなくなりそうだ。


気持ち悪い離れて、怖い、来るな


やめて


「どこに行く」


それでも男の人の力には敵わない

無理矢理机に倒された。


逃げないと

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0812melogappa(プロフ) - 続きが気になります(*ノωノ) (8月23日 14時) (レス) @page32 id: 10543042ed (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 777さん» コメントありがとうございます!とても光栄です。番外編は今の所考えていませんでしたが考えてみようかなと思います。更新速度が遅いので待たせてしまうことが多いと思いますがこれからも、頑張っていきますね。ありがとうございます! (6月25日 23時) (レス) id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - hirarin1106さん» コメントありがとうございます!そう言ってくださりとても嬉しいです。かっこよく書けているかを毎回不安になりながら何度も確認していますがとても安心しました。更新速度が遅いですがこれからも頑張っていきますね! (6月25日 23時) (レス) @page32 id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
777 - このお話し最高です。好きすぎます。番外編としてで構わないので、この二人の裏のお話も読んでみたいです!意外に嫉妬深くて独占欲が強かったり、ドSに攻めてる阿部くんキュンとします。 (6月21日 2時) (レス) id: 07ae00cca1 (このIDを非表示/違反報告)
hirarin1106(プロフ) - このお話大好きです。阿部さんがかっこよすぎて胸がギュンってなります🥺これからも更新楽しみにしています。 (6月11日 23時) (レス) id: d2c13454fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル春 | 作成日時:2022年4月6日 2時

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