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「綺麗な花束ですね」
「そうね。ほんと」
「深澤さんは誠実な方ですね」
「えぇ？」
「一緒に居て私幸せですし楽しいんです」
横で嬉しそうに花束を見ている彼女は綺麗な心をしているなと思った。
清らな人というか
…幸せだな
結婚式の時もその後もずっと館さんの花屋さんに行こう
ふとその時白いバラが目についた
…相思相愛ね
「好きだよ？」
そう言葉に出すと彼女は俺の方を見て嬉しそうに頷いた。
「私も貴方の事が大好きですよ」
こんなに素直なお嫁さん
俺はずっと離せそうにないな
「A、俺と夫婦になってくれてありがとう」
そう横で呟くと彼女は俺の手に触れてきた。
「私の方こそ、貴方のお嫁さんになれて嬉しいです」
あぁ
諦めなくて良かったなこの恋愛
あの時助けてくれた子がこの子で良かったな
付き合ってよかったな
「…俺は幸せ者だね」
真夏の太陽が照らす中風がふわっと俺たちの間を通り過ぎていき空には白い雲が漂っていた。
もしかしたら、この空や風も俺らを祝福しているのかもしれない。
だって、もう
横で嬉しそうに花束を持って笑う君を見て
俺は将来死ぬまで君を幸せにする事を誓ったから。
言葉に出すのは恥ずかしくて俺は少しだけ屈んで彼女の唇に触れた。
まるで誓いのキスだな
離れて彼女を見ると幸せそうに花束を持ったAは
嬉しそうに微笑んでいた。
ほんと、
可愛いお嫁さんだな。
「家に着いたら俺嬉しくて泣きそう」
「じゃあ、その時は私が泣き止ませてあげます」
「えぇー、何するの？」
「それは帰ってからの秘密です」
「うわ、それ聞いたら泣けない。ワクワクして泣けない」
「なんでですか！？」
俺の横を歩く彼女の手に触れて手を繋ぐ。
久しぶりに彼女と同じ家へとむかう。
これからはずっと彼女とこうして歩けるんだなと思うと嬉しくて笑顔になれた。
「ごめん、やっぱ俺泣けないわ」
「え！？」
「俺今ものすごく幸せだから泣けない」
こんな俺ですが
よろしくね、A。
暑い、蝉が鳴く太陽が照らす青空の中二人は幸せそうに話しながら家へと帰った。
終わり
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ハル春(プロフ) - かのんさん» コメントが遅くなりすみません。名前を間違えるのは確認不足でした。申し訳ありません。教えて下さりありがとうございます。これからはこのようなことがないようにしていきます。ありがとうございます。 (2022年1月18日 0時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 舘ですよ (2022年1月10日 2時) (レス) @page27 id: 2a0671e559 (このIDを非表示/違反報告)
白いウサギ(プロフ) - ハル春さん» いえいえ！こちらこそ読んでくださりありがとうございます！私もスピード遅くて…更新できる時間が少なくて…でも！なるべく早く更新して完結させます！！ (2021年6月24日 18時) (レス) id: 95ce4dbd09 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 白いウサギさん» ありがとうございます！やっと完結しました。長い間お待たせしてしまいすみませんでした。これからは、もう少し更新スピードをあげていこうと思います。白いウサギさんの小説読みました！凄く続きが楽しみです。応援しています！！ (2021年6月13日 22時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
白いウサギ(プロフ) - 完結おめでとうです！初めて読んだ時から続きが毎回楽しみで、早く続き出ないかなぁ〜とワクワクしながら読ませていただきました！私自身深澤辰哉くん推しなので、とても読んでて楽しかった！私、今深澤辰哉くんメインのお話し書いてるので、ぜひ見ていただきたいです！ (2021年6月11日 20時) (レス) id: 95ce4dbd09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2021年1月15日 20時
