157 ページ10
「阿部ちゃーん、こっちー」
「佐久間、分かったよ」
佐久間先輩の方に行く阿部さん
私は立ち止まり前を見ると大きな水槽にジンベイザメが泳いでいた。
色んな魚が泳いでいて綺麗な青
ほんと、海みたい
眺めていると左手の中指がキュッと掴まれた。
驚いて横を見ると深澤さんが立っていた。
「…あの」
「綺麗だな」
「はい。
他の方々と見ないんですか？」
「んー？…好きな人と見たいなぁとね」
自然と嬉しくなった。
ここが薄暗くてよかった。
口が自然と嬉しくて笑いが込み上げてくる。
隠そうと右手で口元を隠すと深澤さんはくくっと笑っていた。
「照れてる」
「、照れますよ。」
むぅっとなりながらも前を見ると綺麗な景色が広がる。
明日までの辛抱
頑張ろう。
水槽の方を見ていると佐久間先輩達が向こうにもあるよと言って話しかけてきた。
その瞬間、パッと手は離れたが私の前を歩いて行く彼
水族館は本当にまるで水彩絵の具の青よりも鮮やかな
綺麗な色をしている。
なんか…水族館っていいな。
お魚が頭上を通ったり
少しずつ下に行くにつれ深海へとなるため、また独特な世界へとなる。
皆で楽しく話したり説明を聞いたりして有意義な時間を過ごせた。
最後のお土産屋選びでは向井先輩とかとワーワー言いながら決めていた。
「たくま君！」
「、康二ぃ、さ・く・ま」
「もういいやん、たくまくんで」
「いやいや、良くないわ！」
あの二人は変わらないな。
グッズ売り場の前でクスクスと笑っていると隣にひょこっと目黒君がやって来た。
「目黒君、もうお土産買えた？」
「俺、今見てる最中っすね。
伏本さんは？」
「私も今見てる最中かな」
目黒君はキーホルダーとかを手に取りながらニコニコとしながら私の方に「へぇー」と言ってきた。
「何か企んでるな？」
「あれ？なんでそう思います？」
「悪い顔してたので」
「伏本さん、キーホルダーどっちが良いですか？」
「？んー、じゃあね、右」
「はーい」
目黒君は左手に持っていたキーホルダーを売り場に戻した。
「目黒君悩んでたの？」
「伏本さんへです」
「……ぁ、あ、え？」
「後輩からのご褒美ですよ。伏本さん」
「そんな、申し訳ないよ」
「いいんですよ
これぐらいさせて下さい」
これは
「じゃあ、…お言葉に甘えて」
こんなこと初めてだな。
レジに行く目黒君を見て私も何か出来ないかなと思ってしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5367人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
AI - 更新楽しみにしています！頑張ってください！応援してます！ (2020年10月29日 21時) (
レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - yuuy0uyuuさん» コメントありがとうございます！更新が遅くなりすみません。諸事情により少しの間だけ更新が遅くなると思いますが頑張っていきますね。カッコよく書けるように更に精進していこうと思います！ (2020年9月13日 2時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - AIさん» コメントありがとうございます！更新が遅くなりすみません。諸事情により更新が遅くなることが多くなると思いますがこれからも頑張っていきたいと思います。そして、いつもコメントありがとうございます。 (2020年9月13日 2時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
yuuy0uyuu(プロフ) - 更新待ってました^_^毎度きゅんきゅんさせてもらってます！頑張ってください！ (2020年9月5日 3時) (レス) id: f7633e6373 (このIDを非表示/違反報告)
AI - 更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年8月30日 21時) (レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ハル春
| 作成日時：2020年8月23日 19時
