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「一人暮らしにはいい広さかも」
春の3月の終わりに近い時、2人で関西の支所の近くのアパートへ向かった。
段ボールを部屋に運んできたが部屋は2部屋ついていて一部屋は寝室にできる感じ。
ここに私は住むのか。
お店も近いし買い物に不憫はない。
いいところだと思う。
「段ボール置いとくけどほんとに俺今日帰っていいの？」
「はい。1人で段ボールの中身ちゃちゃっと綺麗に出来ますよ」
まだ、会社関係の荷物は一応まとめられたが会社に置いてきてるし、それを取りに行く為に1度向かうからそれまでにアパートの中に荷物を綺麗に整頓しておこうと。
バッグを持って眼鏡を付けている深澤さん
今日はオフな時だしゆっくり休んで貰いたいしね。
「帰り大丈夫ですか？
途中までついて行きますよ」
「ん？大丈夫だよ。
今3時だし荷物運んだりで疲れたと思うから休みな」
「ありがとうございます。
深澤さん」
帰りの交通手段の時刻表を調べていたのか携帯を見ていた深澤さんは名前を呼ばれると私の方を見てきた。
「ご飯食べて下さいよ？」
「うん」
「ゲームしたまま寝落ちとかしないで下さいね。
ベットで寝ないと風邪引きますよ？」
「分かってるよ。親か」
ははっと笑う彼を見て言葉には出せなかったが1人になるのが嫌だなと思ってしまった。
これ以上引き止めていると帰る時間が夜遅くになる。
明るいうちに少しでも帰らないと。
携帯と鍵を持ち深澤さんの傍に行くと背中を押した。
「明るいうちに帰らないと遅くなりますよ」
「まだ居れるけど？」
「お気持ちだけで十分ですよ。
深澤さんも春は仕事が忙しいので体をゆっくり休めて下さい」
玄関の扉を開け鍵を閉めてアパートの外へ向かう。
「私も大人ですよ？
大丈夫ですから」
「…そうかぁ。大人ねぇ」
「ちゃんと成長して帰ってきますからね」
「あら、頼もしい」
背中を押して深澤さんを歩かせる。
チラッと上を見ると彼の背中や髪が見える。
ピアスも付けていてほんと仕事休みの彼
…この姿を励みに頑張ろ
「Aここまででいいよ」
「あ、はい。」
手を離すと彼は振り返って私の方を見た。
「じゃあね」
髪を撫でてきた彼の手はほんのり冷たかった。
頷いて応えると彼は手を振って歩いていった。
1人アパートへの道を歩いていく。
見慣れない街並みだから少しだけ楽しみもあるのに不安もある。
階段をのぼっていると自然と泣きそうになった。
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AI - 更新楽しみにしています！頑張ってください！応援してます！ (2020年10月29日 21時) (
レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - yuuy0uyuuさん» コメントありがとうございます！更新が遅くなりすみません。諸事情により少しの間だけ更新が遅くなると思いますが頑張っていきますね。カッコよく書けるように更に精進していこうと思います！ (2020年9月13日 2時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - AIさん» コメントありがとうございます！更新が遅くなりすみません。諸事情により更新が遅くなることが多くなると思いますがこれからも頑張っていきたいと思います。そして、いつもコメントありがとうございます。 (2020年9月13日 2時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
yuuy0uyuu(プロフ) - 更新待ってました^_^毎度きゅんきゅんさせてもらってます！頑張ってください！ (2020年9月5日 3時) (レス) id: f7633e6373 (このIDを非表示/違反報告)
AI - 更新楽しみにしています！頑張ってください！ (2020年8月30日 21時) (レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年8月23日 19時
