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仕事が終わったのは5時半
会社を出て病院に着いたのは6時半だった。
…こことは聞いたけど部屋…
携帯に触れてみると1件のメールが来ていた。
見ると深澤さんからで
『今、点滴してる』
とだけきていた。
てことはまだいるということだ。
看護師さんに聞いてみようかな
ナースステーションの所に行き聞いてみると角の部屋と言われた。
扉の前に来てノックをすると返事がない
…？
静かに開けると彼は寝ていた。
帰ろうかどうしようか迷ったができるだけ居たいと思ってしまった。
椅子が近くにあったが窓側の椅子に座り彼を見る
寝てるから良かった
腕に点滴あるけど…大丈夫なのかな？
でもぐっすり眠ってるし静かにしとこう
窓の外を見るともう暗くなってて車の光とかが見えた。
…もう冬近いな
携帯も開かず外を眺めているとベッドの方から声がした。
「…A」
「？！、あ、起きました」
「点滴終わったら帰るから来なくて良かったのに」
起きた深澤さんは体を起こして私の方を見た。
急に起きようとしたので驚き深澤さんの肩に触れようとしたら彼は「大丈夫」と言った。
「…熱」
「今下がってきてるかな。
まさか、また倒れるとはね。
…心配かけてごめん」
フワッと笑う彼
違うよ
心配はかけていいんです
だって逆に我慢してるのが
「、大丈夫じゃないのに隠さないで下さいよ」
「…え？」
「倒れた時私、どうしようって。
心配で…。病院に行こうと思っても私は、傍に居れなくて。
もっと早く声をかけとけばよかったとかもっと早く気づけばとか考えてしまって。
私、彼女らしいことなんも出来てないんです。
貴方は私を助けてくれても私はただ見守るだけで」
我慢していたものが溢れてくる。
本当は心配しましたとか良かったとかそう言えればいいのに
涙が溢れそうなのを我慢して言うと深澤さんは点滴されていない方の手を伸ばして私の頬に触れた。
…冷たい
熱くない
下がってる
「俺の気持ち分かってくれたのAだけじゃん。
ごめんね。もう元気だから」
電話のことを言ってるのかな？
違うんです
私はもっと
「…、気づくの遅れてごめんなさい。
心配、したんですよ」
貴方の特別になりたいんです。
深澤さんは私の頬から手を離すと私の目をじーと見てきた。
…なんですか？
「…もう俺の中じゃAは特別だわ」
…え
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ハル春(プロフ) - naoさん» こんにちは！コメントありがとうございます。2ターン目なんですか！？読み返して下さりありがとうございます。細かく丁寧に書くことを心掛けていますがそう言って下さりとても嬉しいです！続きの方の作品も頑張っていきますね！ (5月2日 15時) (
レス) @page9 id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - こんにちは。このお話、長編だし、続きのお話もあるので、GWだし読み返そうと思って、全編通しては2ターン目なんですが、ダメです。絶対泣いちゃうんです。キューっと苦しくなったり神経?が痛くなったり。みんなキャラにあっていて声が聞こえるようです。大好きです。 (5月2日 13時) (レス) @page20 id: 6fa3cc8cda (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - AIさん» ありがとうございます！色々とあって不定期更新になるかもしれませんが頑張っていきますね！ (2020年8月23日 20時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
AI - 更新頑張ってください！応援してます！ (2020年8月22日 22時) (レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 紗世さん» コメントありがとうございます！こんばんは。不定期で大量更新が多いのでバランスが悪いと思いますが楽しみにして下さりとても嬉しく思います。あと少しでまた移行すると思いますがこれからも更新頑張っていきますね！応援ありがとうございます。 (2020年8月15日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年7月13日 16時
