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貪欲
彼と目が合った瞬間思った。
私が貪欲になれる時は
「……っ、」
「俺はもう少し自分の意見言ってもいいと思うけど？」
何故か「貴方です」と言いそうになった。
深澤さんは腕組みをして私の方を見ている。
どうしよう
「…ごめ」
ごめんなさい。と謝ろうとしたら私の肩を後ろから掴み引き寄せるような形でやって来た。
「ちょっとちょっと何されてるんですか。
ふっかさんも言い過ぎ！
それと、葉柳さんも人に任せたんであればそれを自分がやったかのように見せないでくださいよ」
「康二」
「向井君も急に何よ」
「え？俺ですか？
教育係として後輩の手柄を取ろうとするのを止めてるんですよ」
真剣な向井先輩の声がして顔を上にあげて振り向くと先輩は私の肩に手を置いて話していた。
「先輩」
大丈夫です。と言いたくて先輩に声をかけると向井先輩は私の目を見て話した。
「なーんも間違ってないで？」
「…え」
間違っていない
その後葉柳さんは「もういいわよ」と言って資料を全部渡してきた。
手元に戻ってきた資料を見て安堵を覚えたがさっき彼の彼らしくない言葉を思い出すと少しだけ考えそうになった。
お昼も彼の方を見ると居なくてこれは気まずいなと思っていたら向井先輩が私に話しかけてきた。
「A、お疲れ」
「向井先輩、先程はすみませんでした」
「そんな畏まんなくてもいいんやで？
いやぁ、ふっかさんにもお礼言っとき。」
「？深澤さんですか」
「俺があそこに入れたのもふっかさんが合図ださな入れんわ」
「…ぇ」
どういうことですか？
だってあの時合図も何も
すると向井先輩は私にメールを見せてきた。
「Aが葉柳さんと話してる時来てん」
メールには『俺が初め行くから、康二は俺が伏本さんに酷いこと言ったら2人を止める形で入ってきて。
フォローはする』
とだけ書いてあった。
「ふっかさんも素直に言えばいいのに」
「…先輩、深澤さん何処に行かれたか分かりますか？」
「ふっかさん？…そう言えばお昼居らんな」
私は椅子から立ち上がると向井先輩にお礼を言って総務を出た。
食堂に行っても彼らしき姿はない。
どこに行ってもいない。
携帯を開いて彼に電話をする。
出てよ。お願い
数回のコールの後彼は出てくれた。
『はい』
「、どこにいるんですか？」
『さぁー…何処でしょう』
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ハル春(プロフ) - naoさん» こんにちは！コメントありがとうございます。2ターン目なんですか！？読み返して下さりありがとうございます。細かく丁寧に書くことを心掛けていますがそう言って下さりとても嬉しいです！続きの方の作品も頑張っていきますね！ (2023年5月2日 15時) (
レス) @page9 id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - こんにちは。このお話、長編だし、続きのお話もあるので、GWだし読み返そうと思って、全編通しては2ターン目なんですが、ダメです。絶対泣いちゃうんです。キューっと苦しくなったり神経?が痛くなったり。みんなキャラにあっていて声が聞こえるようです。大好きです。 (2023年5月2日 13時) (レス) @page20 id: 6fa3cc8cda (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - AIさん» ありがとうございます！色々とあって不定期更新になるかもしれませんが頑張っていきますね！ (2020年8月23日 20時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
AI - 更新頑張ってください！応援してます！ (2020年8月22日 22時) (レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 紗世さん» コメントありがとうございます！こんばんは。不定期で大量更新が多いのでバランスが悪いと思いますが楽しみにして下さりとても嬉しく思います。あと少しでまた移行すると思いますがこれからも更新頑張っていきますね！応援ありがとうございます。 (2020年8月15日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年7月13日 16時
