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付き合う前からしてた。
その言葉は確かにそうだと思えた。
あの後彼に抱きしめられて眠りについたが朝方起きてしまった。
朝特有のあの青白い光がカーテンの隙間から入り寝室を照らしていた。
ベッドの上に体育座りしてボーと考える。
眠れなくなり起きてしまったが隣で眠っている彼を見てお風呂に入る前に言われた同棲の話を思い出した。
…一緒に暮らすかぁ
部屋を見渡してみると昔のことを思い出した。
ここに引っ越してきたのは会社に入るときだった。
1人で荷物の整理をしていると新しい新生活にワクワクする反面不安なのもあった。
今では慣れてしまったが
隣で眠る彼を見るのは今だに慣れない
そういえばこの人と出かけたことも少ないが誕生日もちゃんと祝えてない。
普通に会社で会うのが当たり前で普通の彼氏彼女とはちょっと違ったかもしれない。
彼の寝顔を見ながら自分はこれから先どうすればいいのかと考えていると分からなすぎてため息がでてきた。
体育座りしている為膝に額をつけて下を向く。
「…どうした？」
声がしたので驚いて彼を見ると体を起こして私の方を見てきた。
「…寝ていいんですよ？」
「…ここ、いい部屋だね」
「？そうですか。
普通の部屋ですよ」
「思い出がつまってるんだなぁとね。
机の上にある資料も、カーテンの模様も…Aの思い出なんだなって」
言われて周りを見たが確かにあのカーテンも店ですごく悩んで買ったカーテンだし、机の上にあるファイルも色んな部署で学んできたことをまとめたものや
学校訪問の際に作ったものとかもある。
…まさかそう考えてたとは。
彼の方を見ると私の部屋を見ていた。
かっこいいな
すると、深澤さんは私の方を見てきた。
目が合うと彼は目を細め微笑むと私の頬に触れてきた。
なんでそんな愛おしそうにできるのですか
「…深澤さん」
「………」
彼は何も言わず私を抱き寄せた。
どうして何も言わないのかな
でも、物凄く落ち着くし心地よい
彼の背中に触れると彼は私のおでこにコツンっとおでこを合わせた。
「…A」
「はい。」
「好きだよ」
好きだよ、愛してるは彼があまり口にしないというのは分かっていた。
「…私もですよ」
そう返すと深澤さんは嬉しそうに一瞬笑い私を抱きしめたままベッドに横になった。
私がいつも寝るベッドの香りなのに
何故かその香りよりも彼の香りがもっと落ち着くと思えた。
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ハル春(プロフ) - naoさん» こんにちは！コメントありがとうございます。2ターン目なんですか！？読み返して下さりありがとうございます。細かく丁寧に書くことを心掛けていますがそう言って下さりとても嬉しいです！続きの方の作品も頑張っていきますね！ (2023年5月2日 15時) (
レス) @page9 id: ba10b9968b (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - こんにちは。このお話、長編だし、続きのお話もあるので、GWだし読み返そうと思って、全編通しては2ターン目なんですが、ダメです。絶対泣いちゃうんです。キューっと苦しくなったり神経?が痛くなったり。みんなキャラにあっていて声が聞こえるようです。大好きです。 (2023年5月2日 13時) (レス) @page20 id: 6fa3cc8cda (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - AIさん» ありがとうございます！色々とあって不定期更新になるかもしれませんが頑張っていきますね！ (2020年8月23日 20時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
AI - 更新頑張ってください！応援してます！ (2020年8月22日 22時) (レス) id: 1840a136e4 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 紗世さん» コメントありがとうございます！こんばんは。不定期で大量更新が多いのでバランスが悪いと思いますが楽しみにして下さりとても嬉しく思います。あと少しでまた移行すると思いますがこれからも更新頑張っていきますね！応援ありがとうございます。 (2020年8月15日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年7月13日 16時
