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『今日は楽しかった？』
彼は横に座ってないから今私が書こうとしている言葉は分からない。
でも、この言葉は私の焦った心を落ち着かせた。
『楽しかったです』
『良かった。
ところで何をそんなに困った顔してんの？
何かあった？』
…いや、バレてる
正直に打てばいいのかな？
でもなんか気を使ってるように見えるよね。
どうしよう
『大丈夫ですよ』
迷惑をかけたくなくてそう打つと直ぐに返信が来た
『ほんとか？
じゃあさゲームしよう。
俺が質問をするから佐久間がくれた水鉄砲を使って答えてよ。
はいの時は窓に向けて。いいえの時は下げて』
ゲーム？
佐久間先輩がさっき渡してきた水鉄砲を持つと携帯が震えた。
携帯を片手にして見ると
『今眠い？』
微妙だなぁでも電車の中だから少し眠い
窓の方に水鉄砲を向ける。
『眠いんだ。俺も眠い笑
じゃあ、次は』
色々な質問がやって来た。
好きな色や、好きな物
YesかNoで答えていくからすごく楽しい。
水鉄砲を下げたり上げたりをしていると少し間が空いて質問が届いた。
『じゃあ、俺の事好き？』
…え、
私は何故か顔が熱くなった。
こうなるということは好きなんだろう。
好きだよ
窓にカチャと向ける。
するとたった一言帰ってきた。
『俺も好きだよ』
あまりそういうの言わない彼だから分からなかった。
恥ずかしくなり左手で顔を隠すとまたメールが届いた。
今度は何？
『最後の質問
今隣に来てもいい？』
走る電車の音しか聞こえない。
なのになんかなんだろう。
逢引みたいな感じだな。
私は、顔を見られたくなくて下を向いて手は
カチッ
窓の方に向けた。
すると、メールが来て
『ありがとう。』
開いたのと同時に彼が横に座ってきた。
顔が熱くなり窓の方を向いて彼から顔を逸らすと小さな声が横から聞こえた。
「照れてんの？」
「…見ないで下さい」
「見たくなるよ」
「見ないで」
水鉄砲をギュッと持ち彼から背けていると横からコツンっと肩に温かさを感じた。
「…俺、その銃になりたいな」
「、ストップ」
私は振り返り彼に水鉄砲を向けた。
「こ、ここから入らないで下さい」
カチカチと音がなり手が震えているのが分かる。
深澤さんが落ち着いてる時とか優しい時の声が耳に残ってドキドキする。
「…あのさぁ
そんな顔されると」
水鉄砲を持ってる手が掴まれた。
「…止まんねぇよ」
そして唇が触れた。
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ハル春(プロフ) - アルカリさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。話が長くなり移行するかもしれませんがよろしくお願いします！完結後の続編はまだ考えていませんでしたが小話みたいにするかも…です！笑。これからも更新頑張っていきますね (2020年7月6日 10時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
アルカリ(プロフ) - こんにちは！この作品が更新される度にキュンキュンして、毎日読み返すぐらい大好きな作品です！これからも更新楽しみにしてます！もし、完結しても続編を希望します！笑 (2020年7月5日 10時) (レス) id: 669107a882 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます！好きと言ってくださりありがとうございます。まだまだ続くと思いますがこれからもよろしくお願い致します。更新頑張っていきますね！ (2020年7月2日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - この作品、本当に本当に大好きです！更新楽しみに待っています！ (2020年6月28日 23時) (レス) id: 1af05a18e5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 09ゆう26さん» コメントありがとうございます。ハマって下さりとても嬉しいです。更新頻度は遅く大量更新が多いですが更新頑張っていきますね！ (2020年6月28日 19時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年6月3日 0時
