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ベッドに体が沈んだ瞬間彼に唇を塞がれた。
ベッドの上でこうやって触れるのはあの日以来だ。
どうしようとなり右手でシーツをグッと握っているとその手の上に深澤さんが手を重ねてきた。
何も話さないでただ私の体に優しく触れていく。
何か話してよ
声を出したくても唇に彼が触れるから声が出せない。
でも違うのは割れ物に触るかのように触れてきていること。
あの日よりも無理矢理ではない。
でも何故か恥ずかしいと思う。
なんか変な緊張してる。
一瞬離れた時に顔を逸らして息を吸うと深澤さんは私の髪に触れていた。
「どうした？」
「……緊張して」
「緊張？」
説明の仕方が分からない。
え、何？
なんて言えばいいの？
この変な緊張と変な熱と
「…私…何すればいいんですか」
シーツを掴んでない手で顔を隠して話すと深澤さんはははっと笑いシャツの中にスルッと手を入れてきた。
「っ！？ふ、深澤さん！？」
「大丈夫。俺に全てを任せてみ？」
「…心臓がうるさくて。顔は熱いし、…パニック状態ですよ？」
「うん。
…いいよ」
いいよの響きがもっと心臓をうるさくさせた。
私はシーツから手を離すと深澤さんの首に腕を回して抱きついた。
ギュッと力を込めると体に触れていた彼の手が一瞬だけ止まり少し間を置いて私を抱きしめた。
「…最後までして大丈夫？」
何でそういうのは言葉で伝えるの？
私は彼の肩に額をグッと当てると彼は私のシャツを脱がした。
夜は長い
明日は仕事だ。
明日はどうなるのかな
私達の吐息しか聴こえない。
チラッと彼の方を見ると目が合った。
月の灯りが入るけどそれでも暗い。
あの日よりも暗い
なのに合図もしてないのに目が合うと彼と唇を重ねる。
彼の右腕を掴むと向こうは私の後ろに寝転び私を抱き寄せた。
「どーした」
「深澤さんから初めてキスされた日を思い出してました」
「俺から？…まさかあの日だろ？」
「忘れてるのが悪いんですよ。
…でもその日より……今日はなんか…違うというか」
「どう違うの？」
「それは…距離？」
「え？距離？」
ダメだ言葉がわからない。
距離というかなんか雰囲気？
考えていると深澤さんは体を起こして私の腕を引っ張り起こした。
急に起きたので驚くと声を出す前に彼は私の肩に触れてキスをした。
…え
「好き同士になったからじゃない？」
その時の深澤さんは優しい笑顔だった。
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ハル春(プロフ) - アルカリさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。話が長くなり移行するかもしれませんがよろしくお願いします！完結後の続編はまだ考えていませんでしたが小話みたいにするかも…です！笑。これからも更新頑張っていきますね (2020年7月6日 10時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
アルカリ(プロフ) - こんにちは！この作品が更新される度にキュンキュンして、毎日読み返すぐらい大好きな作品です！これからも更新楽しみにしてます！もし、完結しても続編を希望します！笑 (2020年7月5日 10時) (レス) id: 669107a882 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - りんごさん» コメントありがとうございます！好きと言ってくださりありがとうございます。まだまだ続くと思いますがこれからもよろしくお願い致します。更新頑張っていきますね！ (2020年7月2日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
りんご(プロフ) - この作品、本当に本当に大好きです！更新楽しみに待っています！ (2020年6月28日 23時) (レス) id: 1af05a18e5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 09ゆう26さん» コメントありがとうございます。ハマって下さりとても嬉しいです。更新頻度は遅く大量更新が多いですが更新頑張っていきますね！ (2020年6月28日 19時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年6月3日 0時
