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「じゃあ、ここでいい？」
家の前まで送ってくれた深澤さん
近くまででいいと言ったのに…申し訳ないことした。
さっきの話題は触れずにここまで来たがこれがいいのかな？
「深澤さん」
「早く家に入らないと風邪ひくよ？
俺すぐ帰るから安心して」
私の髪を撫でて「バイバイ」と言う。
初めて会った日はいつなのかな？
多分総務に来た日かな？
その日からこの人を見てきたけどこんなに距離が近くなる人だったっけ？
「ごめんって謝ってたけど俺は全く気にしてないし
謝るようなこと伏本さんはしてないよ。
だから明日また仕事頑張ろ」
「…はい」
「それじゃあね」
アパートから居なくなった彼の背中を見送り家に入る。
雨音が聞こえるしなんならさっきより強くなってる。
傘を与田木さんに渡したって言ってた。
傘立てを見ると傘が2本
…確かあの傘は以前急に降ってきて傘を持ってなくてコンビニで買ったのだ。
私は2本の傘を持つと家を出て深澤さんのあとを追った。
どっちに行ったかな？
周りを見ても雨が激しいからさっき通ってきた道を走る。
すると、近くのシャッターでしまっているお店の屋根の下に深澤さんは立っていた。
バッグから携帯を取り出そうとしていたが髪とかはずぶ濡れ
私は走って店の前に行くと声をかけた。
「あの、深澤さん」
「？え、あれ？」
「これ、使って下さい」
傘を渡すと深澤さんは手に取り私の方を見た。
「良かったのに、態々」
「送って下さったので。」
私は、「では」と言って帰ろうと後ろを振り返った。
元来た道を歩こうとしていたら後ろから声がした。
「好きだ」
雨に紛れる小さな声だったけど耳に届いた。
振りかえると深澤さんは傘をさして帰ろうとしていた。
なんで、小さく呟いたのだろうか
「深澤さん！」
大きな声で名前を呼んだ。
雨にも負けぬその声は彼に届いたのか私の方を振り返ってきた。
私は走ってそばまで行く。
「今から言うこと忘れて下さい」
「…うん」
「…、好きです。
多分…好きだと…えっと」
なんて伝えればいいの？
多分好き？
いや、そんな言葉はダメだよ
「、分からないですけど
貴方の…声で呼ばれたり、傍にいて下さるのが安心？というか。
忘れられなくなっちゃったんです。貴方のこと」
自分何を言ってるんだ？
あやふやだよ
そして恥ずかしくなりその場を後にしようとしたら深澤さんは顔が赤くなり左手で顔を隠してた
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ハル春(プロフ) - どったんさん» コメントありがとうございます！かっこよく楽しく書けているかいつも不安になるのですがそう言って下さりとても嬉しいです。物語はまだまだ続くので頑張っていきます！ (2020年6月2日 9時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
どったん(プロフ) - 初めまして！すごく楽しく読ませてもらってます！康二の後輩、ふっかの彼女、私的に最高です笑 これからもきゅんきゅんしながら読ませてもらいます^ ^更新頑張ってください！ (2020年5月31日 9時) (レス) id: 84d5e4ca01 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - FukaKojiさん» コメントありがとうございます！現在更新が出来ぬ日が続いておりますが少しずつ作品を書いていくのでどうぞこれからも頑張っていきますね！ (2020年5月23日 10時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
FukaKoji - とてもドキドキしました。ふっかさんと恋してるみたいでた。無理のないように更新頑張ってください！続き楽しみにしています！ (2020年5月14日 17時) (レス) id: fa88d31e53 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - さおりんさん» コメントありがとうございます。ドキドキして下さってるとは光栄です。かっこよく表現できているのか書いていて不安になることもありますが楽しみになる作品にしていきたいと思います。更新頑張っていきますね。 (2020年5月8日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年4月19日 0時
