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あれ以降話すことが以前にも増して少なくなった。
「A、今月の広報誌担当なったん？」
「はい。先輩の笹良木さんが産休なのでそのかわりに」
夏場に近づいてきて半袖とかで過ごす人が多い中私は長袖のシャツを捲り過ごしている。
広報誌とか担当になったことないから笹良木さんのノートや資料をもとに作っていく。
でも分からないところはあるため先輩とかに聞いたりするのだが
「Aちゃんなら仕事早いし出来るでしよ？」
「広報は分からないなぁ」
先行きが重い
広報誌って確かに笹良木さんが作ってたイメージだ。
本人はいらっしゃらないし
どうしよう
締切が近いのに進んでない。
パソコンのキーボードを嫌そうに叩く音だけが耳に入る。
「お疲れ様です」
少しずつ人が帰っていく
時計を見たら6時半
そりゃあそうだ
写真をつけたり文を打ったりする
でもなんか納得いかない
お茶を飲み引き出しの中にある眠気覚ましのタブレットをひとつ口の中に入れる。
ハッカのようなミントのような
目が覚めるからいいけど頭の方は冴えない。
人もいなくなり1人になった。
誰かに聞きたいけど女性社員さんも皆分からないしか言わないし
ブラックかここは
助け合いっていう精神がないのかよ。
机に肘をついて手のひらで顔を隠す。
疲れた。
向井先輩に聞きたいけど先輩最近外に行くこと多いし
大変そうだから聞けない。
どうしよう
その時、額に冷たい感触がした。
手をその冷たいものに触れるとそれは缶のお茶
誰？
後ろを振り向こうとしたら机の上にあった笹良木さんのノートが取られた。
「おつかれ
もう少し写真を右にやってみたら？」
「…帰ってなかったんですか？」
「えぇ、俺帰らないよ。
仕事あるし」
残ってたんだ
「じゃあ、早く終わらせないと」
「うん。康二の席借りようと」
隣に座ってきた深澤さん
…え、仕事残ってたんじゃ
意味がわからず止まっていると深澤さんは私のパソコンに触れて広報誌を作っていた。
「言葉選び上手じゃん
写真も良いのだし後少し」
「深澤さん何をやって」
「俺も手伝うから早く終わらせて早く休もう」
貴方の仕事じゃないじゃん
なんで
「深澤さんの仕事じゃないじゃないですか」
「えぇー、ダメ？」
「ダメって言われても…貴方は全く関係ないのにするのはおかしいですよ」
小さく漏れた言葉
その途端深澤さんは私の方を向いて頬に触れた。
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ハル春(プロフ) - どったんさん» コメントありがとうございます！かっこよく楽しく書けているかいつも不安になるのですがそう言って下さりとても嬉しいです。物語はまだまだ続くので頑張っていきます！ (2020年6月2日 9時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
どったん(プロフ) - 初めまして！すごく楽しく読ませてもらってます！康二の後輩、ふっかの彼女、私的に最高です笑 これからもきゅんきゅんしながら読ませてもらいます^ ^更新頑張ってください！ (2020年5月31日 9時) (レス) id: 84d5e4ca01 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - FukaKojiさん» コメントありがとうございます！現在更新が出来ぬ日が続いておりますが少しずつ作品を書いていくのでどうぞこれからも頑張っていきますね！ (2020年5月23日 10時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
FukaKoji - とてもドキドキしました。ふっかさんと恋してるみたいでた。無理のないように更新頑張ってください！続き楽しみにしています！ (2020年5月14日 17時) (レス) id: fa88d31e53 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - さおりんさん» コメントありがとうございます。ドキドキして下さってるとは光栄です。かっこよく表現できているのか書いていて不安になることもありますが楽しみになる作品にしていきたいと思います。更新頑張っていきますね。 (2020年5月8日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年4月19日 0時
