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温泉から出て夕食を食べる宴会場のようなところに行く。
旅館の着物だけど柄も落ち着いてて着やすい。
どこに座ろうか迷っていたら向井先輩が「俺の横においで」と呼んだので向井先輩の右横に座った。
料理が少しずつ運ばれてきて美味しそうな匂いが広がっていく。
そんな料理を眺めていると横に誰かが座った。
確か課ごとで座るから久須さんとか総務の人かな。
「美味しそうな料理だね」
「！？え」
声でわかった。
横を見るとそこに居たのは深澤さんだった。
「向井先輩の横に来ますか？」
「？いや、いいよ。ここからでも話せるし」
「でも」
携帯をもって立ち上がろうとしたら右手を掴まれた。
深澤さんの手が離すまいと強くなる。
「あの、え」
「大丈夫だから。
気にしなくていいよ」
困った感じに笑う深澤さん。
断れも出来ず座ると手を離して隣で携帯を触っていた。
私は何もすることがなく1人黙っていたが旅館の方が料理を運ぶのを見て立ち上がりそばに行き声をかけた。
「あの、ご飯運ぶのお手伝い出来ませんか？」
「え！？あ、いいですよ」
「いや、人数多いですし」
「じゃ、じゃあお願いします」
少しずつご飯を運び並べていると佐久間先輩が私の所に来て手伝いだした。
「、先輩は座ってて大丈夫ですよ」
「うんん。働かざる者食うべからずだし俺も働きます」
ニッと笑い色んな席に「あいよー」と渡す先輩を見て
相変わらず変わらない人だなと思った。
初めてあった時も明るく話しかけてきた記憶がある。
総務の席にご飯を置いて並べていると携帯を触っていた深澤さんが私の手から持っていたご飯を受け取ってきた。
「？深澤さん」
「偉いなぁ
俺はまだまだだわ」
何がまだまだなんだろうか。
並び終え自分の席に戻ると向井先輩と話し出した。
趣味の話とか色んな話をする向井先輩
その会話は面白いし聞いてて楽しい。
笑ったりしながらご飯を頂いていると
「康二と伏本さんって仲良いよな」
隣から声がして見ると深澤さんがこっちを見ていた。
「そりゃあ教育係なんで話しますよー」
向井先輩はそう答える。
深澤さんと話すのって確かに少ない。
彼の方をジーと見ていると急にフワッと笑い私の目を見てきた。
「そんな俺を見てもなんも出ないよ」
「深澤さん酔ってますか？」
「いや。あ、この後のだし物スポーツだよ」
「え？」
「卓球らしい」
卓球…
…その時間になりたくないな
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ハル春(プロフ) - どったんさん» コメントありがとうございます！かっこよく楽しく書けているかいつも不安になるのですがそう言って下さりとても嬉しいです。物語はまだまだ続くので頑張っていきます！ (2020年6月2日 9時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
どったん(プロフ) - 初めまして！すごく楽しく読ませてもらってます！康二の後輩、ふっかの彼女、私的に最高です笑 これからもきゅんきゅんしながら読ませてもらいます^ ^更新頑張ってください！ (2020年5月31日 9時) (レス) id: 84d5e4ca01 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - FukaKojiさん» コメントありがとうございます！現在更新が出来ぬ日が続いておりますが少しずつ作品を書いていくのでどうぞこれからも頑張っていきますね！ (2020年5月23日 10時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
FukaKoji - とてもドキドキしました。ふっかさんと恋してるみたいでた。無理のないように更新頑張ってください！続き楽しみにしています！ (2020年5月14日 17時) (レス) id: fa88d31e53 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - さおりんさん» コメントありがとうございます。ドキドキして下さってるとは光栄です。かっこよく表現できているのか書いていて不安になることもありますが楽しみになる作品にしていきたいと思います。更新頑張っていきますね。 (2020年5月8日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年4月19日 0時
