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あれから数日経ち深澤さんとは必要以上の会話はしなくなった。
元の生活に戻ってきてると思いたい。
バッグの中に荷物を入れていると課長から私と深澤さんは呼び出された。
「君達今日は外に出るけど気をつけてね」
「はい、分かりました」
「了解です。課長」
そう、今日は近くの大学とかに回って就職の案内をする。
深澤さんはバッグを持ち外の方に行こうとしていたので私は急いで準備をしパソコンを持って行こうとしたらそれを見ていた久須先輩が私の方にやってきた。
「どこ行くの？」
「大学を回りに」
では。と言って外に行こうとしたら久須先輩が「ちょっと待って」と言って私を止めてきた。
「な、なんですか？」
「私も…私も」
言葉が詰まる久須先輩を見て何を言いたいのか分かった。
私も行きたい
そうだろう
私はなんて伝えればいいのか分からず止まっていると私の所に深澤さんがやってきた。
「伏本さん、行くよ？」
「っ、あ、深澤さん」
「ん？どうした」
私が深澤さんと話していると久須先輩が声を出した。
「私と交代しない？って話してたの」
相手先輩だし上手く言えない。
確かに交代するのは簡単だ。
でも、私が作った資料とか分からないよね？
どうすれば
すると深澤さんは久須先輩を見た後優しい笑顔を浮かべて話しかけた。
「ごめん。それは難しいかも。
伏本さんと俺の仕事だからさ。」
優しい言い方。
私は何も言えずただ深澤さんの後ろを付いて行った。
黙って歩く深澤さんを見て怒ってるのか分からず声もかけられないでいると電車に乗る前に深澤さんは駅のホームで私に話しかけてきた。
「交代しようってなったの？」
「、…えっと」
いや、交代しようは言われてない。
ましてや自分の仕事だから迷惑はかけられないと思いどう断るか悩んでた。
「自分の仕事は責任持って行うのが伏本Aっていう女性の特徴だもんな」
深澤さんは私の頭に触れ撫でてきた。
ビックリしてグッと荷物を抱きしめる。
「…あの、深澤さんは分かってないです」
「ん？」
「す、好きな人の為なら女って怖いものないんですよ？」
そう下を向いて話すと深澤さんは「ははっ」と笑った。
そして同時に電車がやって来た
だが次の瞬間深澤さんは私の横に近づき耳元で呟いた。
「知ってるよ？久須さんが俺のこと好きだって」
「…え」
深澤さんの方をパッと見ると深澤さんはクスッと笑い電車の中へと入っていった。
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ハル春(プロフ) - どったんさん» コメントありがとうございます！かっこよく楽しく書けているかいつも不安になるのですがそう言って下さりとても嬉しいです。物語はまだまだ続くので頑張っていきます！ (2020年6月2日 9時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
どったん(プロフ) - 初めまして！すごく楽しく読ませてもらってます！康二の後輩、ふっかの彼女、私的に最高です笑 これからもきゅんきゅんしながら読ませてもらいます^ ^更新頑張ってください！ (2020年5月31日 9時) (レス) id: 84d5e4ca01 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - FukaKojiさん» コメントありがとうございます！現在更新が出来ぬ日が続いておりますが少しずつ作品を書いていくのでどうぞこれからも頑張っていきますね！ (2020年5月23日 10時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
FukaKoji - とてもドキドキしました。ふっかさんと恋してるみたいでた。無理のないように更新頑張ってください！続き楽しみにしています！ (2020年5月14日 17時) (レス) id: fa88d31e53 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - さおりんさん» コメントありがとうございます。ドキドキして下さってるとは光栄です。かっこよく表現できているのか書いていて不安になることもありますが楽しみになる作品にしていきたいと思います。更新頑張っていきますね。 (2020年5月8日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年4月19日 0時
