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「楽しかった？」
「はい。せ、阿部さんはどうして今日遊びに行こうって言ってきたんですか？」
「？、んー。そうだなぁ。
彼氏らしいことなんにもしてあげれてないからかな」
クスッと笑い私の方を見て話す阿部さん。
そんな事ないのに。
電話できたりするだけでも嬉しいのに。
学校で忙しいこともわかってるから阿部さんには無理しないで欲しいと思ってしまう。
帰り道一緒に帰れるだけでいいのに。
「学校は友達出来たって言ってたけどどんな友達なの？」
「あ、友達ですか？
一緒に授業受けたりしてるんですが面白い方で」
「へぇー、良かったね。
その人と遊んだりしないの？」
「いやぁ、その人イケメン君なので恐れ多いなぁと」
「え、男！？」
阿部さんはそう少し大きな声で言うと驚いた感じで立ち止まってしまった。
「？はい」
「びっくりした。俺ずっと女の子だと
あ、かと言って男だからダメとかじゃなくて
自分の頭の中の人物像が急に変わったからびっくりというか」
凄くアタフタしてる。
あまり慌てるところを見ないため新鮮で面白い。
笑いが込み上げてきてクスクス笑ってしまうとムッとした表情で私を見る。
「笑うなよ」
「いや、先生らしいなぁと」
「あのねぇ
…あ、今先生って言った」
「…あ」
忘れてた
しまったと思い口を隠すと阿部さんは私の頭をガシッと掴んできた。
「！？んぇ！？」
「罰としてデコピンの刑」
そうニッと笑うと私のおでこにパチンっとデコピンをしてきた。
いっ、たぁ
おてこを押えて阿部さんから離れると阿部さんは私の腕を掴み近寄っておでこにキスをした。
…え
「、あ、え？」
「はい、帰るよー」
いや、説明して下さいよ
「せ、あ、阿部さん！！今のはなんですか！」
「え？言葉に出さないと分からない？」
「いや、行為は分かりますが」
「おでこにキスしたぐらいでそんなムキにならないでよ」
「ぐらいでじゃないです！私の事子供扱いしないで下さい！」
「はいはい。Aは俺より年下じゃん」
「年下でも今は彼女だと思ってます」
「だと思ってますって彼女でしょ」
この人に敵う時ってあるのかな？
言い返せなくて黙って後ろをついていくと阿部さんは私の方に手を伸ばしてきた。
阿部さんの方を見ると黙って私の手に触れ手を繋ぐ。
え
「Aが大人になったらこれ以上のこともしてあげる。
だから、もう少し俺に気を許してもいいし。
甘えてもいいよ」
阿部さん大人ですね。
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ゆき(プロフ) - はじめまして！渡辺担の自分からして 阿部ちゃんがこんなにドタイプになるとは思いませんでした。（笑）次回の更新も楽しみにしてます！ (11月13日 14時) (
レス) id: 7a7aa81b8c (このIDを非表示/違反報告)
とーふ(プロフ) - 初めまして、こんにちは。つい続きが気になってしまい一気に読ませて頂きました！1話から現在までの変化を見ながら読むことが出来て、とても楽しく面白かったです。次回の更新も楽しみにしております！これからも頑張ってください！ (2023年3月27日 6時) (レス) @page31 id: ce1284c64d (このIDを非表示/違反報告)
m(プロフ) - ハル春さんこんにちは。一気に読ませて頂きました、とても気になる所で更新停止になっているので続きが気になってたまりません（笑）更新楽しみにまっています！！頑張ってください！ (2021年11月17日 9時) (レス) @page31 id: 57f03d40c4 (このIDを非表示/違反報告)
みみん(プロフ) - こんばんは！やっぱりハル春さんのこのお話はスゴく読みごたえがありいつもワクワクします！！引き続き読ませて頂きますので頑張ってください！ (2020年6月7日 23時) (レス) id: a5b6023e83 (このIDを非表示/違反報告)
みみん(プロフ) - お返事ありがとうございます。私、この話好きになりました！これからも見ていくので頑張ってください！！阿部ちゃん最高です！！ (2020年6月1日 2時) (レス) id: a5b6023e83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年4月8日 4時
