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面接練習もOK
テストもOK
持ち物も大丈夫
服装も髪型も大丈夫
鏡を見て試験に行く前に確認する。
「Aー、行くよー」
「、はーい」
お母さんの声がした為玄関に向かい大学の方へと行く。
いよいよだ。受験票もあるし大丈夫
会場に入りうぅとなっているとふと先生が書いてくれたノートを思い出した。
そういえば先生何書いてたんだろう？
ノートを取りだし最後のページを見るとそこには黒ペンで文字が書かれていた。
「大丈夫。Aなら出来るよ。
待ってるから行ってらっしゃい」
不器用なのかなんなのか
でもそうやって背中を押してくれるのは有難い
先生…学校いるかな
私はノートを閉じると深呼吸をして試験に挑んだ。
学校で書類を作っていると職員室のドアを叩く音がした。
？生徒かな
「はーい。どうぞ」
そう声を出すとドアが開いた。
…？名乗らないな？
誰だと思いドアの方を見ると今日試験で居ないはずのAさんが立っていた。
「？！」
突然の事で驚き声が出ないでいると彼女は俺の方を見てへへっと笑みを浮かべていた。
でもそれは困り顔の笑み
俺は椅子から立ち彼女の傍に寄ろうとしたら数名の先生が彼女に話しかけていた。
「あ！神崎さんじゃん。」
「あれ？神崎さん今日は受験では」
「受けてきたんです。それで、報告をと」
あ…今あの子に質問するのダメだ。
「え！？帰り！？もしかして！
どうだった！？試験」
多岐先生が彼女にそう声をかけたのを見て尚更ダメだと思い彼女の所に行く。
「神崎さん」
「？あれ？阿部先生どうされたんですか？」
「…先生？」
「、数学の件で聞きたいことあるからさ
ちょっと来てもらっていい？」
いや、嘘だってバレるよ。
下手くそ
そう自分に思うが彼女はこくりと頷いた。
自分が職員室を出ると彼女も後ろを着いてきたのでどうにか一安心
ここじゃダメだから生物室に行こうかな
生物室の中に入って彼女の方を見ると下を向いてただ黙っていた。
「…」
なんて伝えよう
「おかえり」
そう一言彼女に話しかけると肩がピクっと動いたのが分かった。
「…大丈夫。頑張ったんでしょ？
自分なりの言葉で面接できたならいいんだよ」
まだ一言も話さない彼女は弱々しく首を横に振る。
「よく耐えたね。
多岐先生とか周りは気づいてなかったけど
泣きそうだったよ」
そう言うと床に水滴が数滴落ちた。
俺は耐えきれず彼女の方に手を伸ばした。
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みか - この話から阿部ちゃん先生の呼び方?が苗字から名前になってる‼︎😳素敵な作品ありがとうございます！続きも楽しんで読ませていただきます！ (1月1日 2時) (
レス) @page20 id: 949f4ed0f7 (このIDを非表示/違反報告)
さき(プロフ) - 一気に読んでしまいました！すごくお話が好きでキュンキュンしちゃいました！続きも楽しみにしてます！ (2020年5月20日 13時) (レス) id: cb259b82a2 (このIDを非表示/違反報告)
saya_＊(プロフ) - 素敵な作品ありがとうございます(*^^*)最近すのの事を好きになって、こちらの小説にたどりつきました！学生時代が遥か昔の私ですが、こんな先生いたら良いな〜と思いながら楽しく読ませて頂きました！キュンキュンしすぎて・・・とってもとってもおもしろかったです！ (2020年4月21日 7時) (レス) id: 3ebc1b1e33 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - まりなさん» コメントありがとうございます！登場人物が多くなりそうなので迷ってましたがそう言って下さりとても嬉しいです。渡辺先生のあの言葉は改めて自分も読むと言いそうだなぁと思ってました。これからも頑張っていきますね (2020年4月8日 0時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
まりな(プロフ) - 両片思いのちょっとライバル的な相手が出て来て相手を避けちゃって…っていうもどかしい感じが大好きなので毎日きゅんきゅんしながら読ませていただいてます！阿部先生…あざといや…ちなみに渡辺先生の「まぁ3年の意地で皆ボコボコにしな」がツボでした！ (2020年4月7日 0時) (レス) id: 4917011bf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2020年3月19日 4時
