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手に何かが触れたのでみるとそれは長方形の箱
「…これ」
「仕事中は指輪外すから人には見えんようなやつにしようとね」
ネックレスだ
開けるとシルバーのチェーンにシンプルに宝石が1つついていた。
「…綺麗」
そう呟くと淳太さんはネックレスに触れ私の首につけた。
こんな豪華なもの貰っていいのかな
ていうかこの人いつ買いに行く時間があったんのだろうか。
忙しいのに
「ありがとうございます。
こんないいんですか？」
「いや、嫁なんやから当たり前やろ」
笑っている淳太さんを見てもっと嬉しくなった。
お酒飲んでるのもあるのかもしれないけどいつにも増して嬉しそうな彼を見るとこっちも嬉しくなる。
私は目の前にいる淳太さんに手を伸ばして彼の頭に触れようとしたが少しだけ彼の方が身長が高い為上手く撫でれない。
足長くて身長高いとかこの人何者なんだ
撫でるのは無理だなと思い諦めて腕を下ろそうとしたら淳太さんは少しだけ屈んだ。
「どうぞ」
「あ、ありがとうございます」
「どうしたん？珍しい」
「いや、なんか触れたいなぁと」
いつぶりに彼に自分から触れるのかな
髪に触れるとサラサラしている。
この人の彼女になった人とかいつも触れてたのかな
……いや、自分結婚したんだから自信持ちなさいよ
頭を撫でたり髪をクシャクシャにとしたりしていると淳太さんはジーと下から私を眺めていた。
「…嫌でした？」
「うんん。好き。
いやぁ、なんか久しぶりやな」
「会うのがですか？」
「うんん。こう、触れるのが」
「まぁ仕事が忙しかったのでね」
「…Aさ」
「ん？なんですか」
「最後に俺が抱いたのいつか覚えてる？」
この人どんな質問してくるのよ
黙って考えてみるが仕事が忙しかったことしか頭に浮かばない。
…なんで自分に聞くのよ
貴方が覚えてよ
モヤモヤとして彼の方をチラッと見ると目が合い淳太さんはクスクスと笑っていた。
確信犯め
このドS男
ムッときた私は彼の頭に触れてた手をどけて彼のおでこにデコピンをした。
パチッいう音と共に「いったぁ」と蹲る淳太さん
これで仕返しとしよう
「やった本人が覚えてないのは酷いですよ」
そう言って食器を洗おうと台所に行こうとしたら後ろから腕を掴まれ引き寄せられた。
ガタッと足が動いた時には彼の腕の中に私はおさめられていた、
「覚えてるで
3ヶ月前やろ？」
少し低く聞こえた彼の声は私の動きをとめた。
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ハル春(プロフ) - みのりぃさん» コメントありがとうございます！凄く長く続いた作品だったので私自身寂しい気持ちもあります。この作品を好きでいて下ってありがとうございます。 (2020年3月15日 13時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - みよこさん» コメントありがとうございます！とうとう完結してしまいました。我ながら寂しい気持ちもあります。これからも他グループかもしれませんが作品を書こうと思ってますので頑張っていきますね！ (2020年3月15日 13時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
みのりぃ(プロフ) - 完結しちゃいましたね…。好きな小説が完結…また読み直します^^ お疲れ様でした (2020年3月15日 11時) (レス) id: 41f152ed59 (このIDを非表示/違反報告)
みよこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。完結ですね。その後もみたかったです。さみしいです。これからも、ハル春さんの作品楽しみにしてますね！頑張ってくださいね (2020年3月15日 9時) (レス) id: c11d361e82 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - ももちゃさん» ありがとうございます！更新が最近途絶えてしまいすみません。少しずつですが更新しようと思いますのでよろしくお願いします！ (2020年2月23日 18時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2019年12月25日 1時
