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最低な奴だ。
携帯をソファーの横に置いて頭を抱える。
苦しいからって仕事中の淳太さんに電話するのはダメでしょ。
もう体調悪くてグワングワンする。
仕事の邪魔をしてはダメなのに
病院の先生からもきつい方だねと言われた。
なんなら親にも言われた。
1人家に居るけど洗濯物も畳めてない。
あの人に無理をさせてはダメなのに。
でも自分一人の体じゃないし
もう分かんないよ
窓の外を眺めると綺麗な雲が見えた。
ふわふわしてそう。
そして目をつぶる
眠気もあってか私は直ぐに眠りについた。
「…」
何時だろ
目が覚めた時には近くには洗濯物が綺麗に畳まれていて部屋は静かだった。
だが、ソファーのすぐ下の床に誰かが座ってた。
「…おかえりなさい」
「？あ、起きたん？
ただいま」
まだ帰る時間ではないのに彼はそこにいた。
…仕事
「ごめんなさいは無しな」
「え？」
「体調はどう？」
「…微妙に…でも」
「うん。寝ててええからね。」
「仕事は？」
「終わった。」
「…早いですね」
ソファーに触れてた淳太さんの手に触れギュッとしてみた。
「大丈夫やで俺は傍に居るから」
「淳太さん」
「ん？」
「…ありがとうございます」
「…普通のことやで。
なんもお礼言われるようなことしてないわ」
病院に行った時も言われた事がある。
旦那さんが協力的っていいことよって。
確かそこにいた看護師さんだった。
協力的…でもそれをこの人は「普通」って言うんです。
こんな優しくていい人が旦那さんなのが凄く嬉しい。
手には油性ペンのインクの跡がついていた。
仕事してる人の手だな。
「なんか食べれそう？」
「…んーー」
「あんま食べてないやろ？
でもなんか食べな体が持たないと思う…うん」
「傷つかないように言葉を選んでくれてるんですか？
優しいですね。淳太さん」
「いや、そうではないわ」
図星なのだろう少しだけ声が上がったから。
しかし、肉も食べれないしなんなら調味料の匂いで胃の中を全て吐きそうになる。
困ったな。ここまできついタイプとは
…お腹の子が食べたいのなんなんだろう。
「なぁ、もしかしたらその子はニンニクとか苦手なんかもね」
「え？」
「？妊娠中苦手な物とか嫌いな物はお腹の子が苦手な物って言うやん」
「…そうなんですか？」
「…いや、聞いた話やけど」
なんで2人プチパニック起こしてるのよ。
でも何が食べれるか考えてくれるこの人を私は凄く好きだなと思えた。
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ハル春(プロフ) - みのりぃさん» コメントありがとうございます！凄く長く続いた作品だったので私自身寂しい気持ちもあります。この作品を好きでいて下ってありがとうございます。 (2020年3月15日 13時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - みよこさん» コメントありがとうございます！とうとう完結してしまいました。我ながら寂しい気持ちもあります。これからも他グループかもしれませんが作品を書こうと思ってますので頑張っていきますね！ (2020年3月15日 13時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
みのりぃ(プロフ) - 完結しちゃいましたね…。好きな小説が完結…また読み直します^^ お疲れ様でした (2020年3月15日 11時) (レス) id: 41f152ed59 (このIDを非表示/違反報告)
みよこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。完結ですね。その後もみたかったです。さみしいです。これからも、ハル春さんの作品楽しみにしてますね！頑張ってくださいね (2020年3月15日 9時) (レス) id: c11d361e82 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - ももちゃさん» ありがとうございます！更新が最近途絶えてしまいすみません。少しずつですが更新しようと思いますのでよろしくお願いします！ (2020年2月23日 18時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2019年12月25日 1時
