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真っ暗の毛布の中考える。
このまま財布とかを持って家を出ようかなとも思ったけど化粧もしてないし、寒いし、何も無くて出れないと思えた。
…口紅ってどうやって取れるのかな
するとソファーの下に誰かが座る音が聞こえた。
淳太さんかな
…気まずい
声かけようにも毛布取らないといけないし
そのとき携帯が震えた
見ると淳太さんからメールが来ていた
？今、目の前に座ってるよね
読んで見ると彼らしいなと思えた。
『悲しい思いさせてごめん。
仕事の後飲みの誘いがあって断ろうにも断れなかった。女性もいてその人が酔ってて介抱していたら口紅がついた。
その事を話すとAが悲しむと思って話せなかった。ごめん』
悲しい思いさせてんのどっちだよ。
私の方もひどいよね。
だって、いつも彼に迷惑かけている。
今思ってることをここに書いたら彼は怒るだろうか
思ったことを書いたら
私はスマホの画面をタッチする。
『そうだったんですね。
1人で怒って決めつけてごめんなさい。
それと、謝りたいことがあります。
昨日の話聞いて思ったんです。私、奥さんらしいこと何もしてあげてないですよね。夜のことだってそう。
貴方に我慢させていますよね。
怖かったんです。捨てられたのかなって。嫌いになったのかなって。
本当に迷惑かけてごめんなさい。』
上手く伝えられないけどこれで送信ボタンを押す。
すると傍からため息が聞こえた。
…なんでため息？
スマホを伏せてギュッと毛布を掴むと毛布が下にずらされた。
顔を上げると淳太さんが居て困った笑顔を見せていた。
「嫌いになるわけないやろ」
「……ごめんなさい」
「俺もごめんな。怖かったな」
淳太さんは首を横に振って応えると私の頭を撫でた。
私は体を起こすとソファーの下に座り淳太さんに抱きついた。
あの嫌いな香りもしない
口紅の跡もない
彼の香りがする。
「…っ、好きです」
彼の首元に顔をうめる。
「……A、俺もう無理やわ
…抱かせてくれ」
背中を撫でながら言う声は少しだけ焦りのある声で拒否は出来そうになかった。
頷くとそれと同時に唇が触れた。
カーペットだと寒いし体が痛いということで寝室に行こうと言われた。
「、う、ん」
どうやって移動したのか分からない
けど、久しぶりに見る彼の余裕のない表情は自分をも余裕を無くしていく。
声を出しそうになり指を噛んで堪える。
ダメ、声は
でもその手は掴まれてしまった
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ハル春(プロフ) - みのりぃさん» コメントありがとうございます！凄く長く続いた作品だったので私自身寂しい気持ちもあります。この作品を好きでいて下ってありがとうございます。 (2020年3月15日 13時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - みよこさん» コメントありがとうございます！とうとう完結してしまいました。我ながら寂しい気持ちもあります。これからも他グループかもしれませんが作品を書こうと思ってますので頑張っていきますね！ (2020年3月15日 13時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
みのりぃ(プロフ) - 完結しちゃいましたね…。好きな小説が完結…また読み直します^^ お疲れ様でした (2020年3月15日 11時) (レス) id: 41f152ed59 (このIDを非表示/違反報告)
みよこ(プロフ) - 更新ありがとうございます。完結ですね。その後もみたかったです。さみしいです。これからも、ハル春さんの作品楽しみにしてますね！頑張ってくださいね (2020年3月15日 9時) (レス) id: c11d361e82 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - ももちゃさん» ありがとうございます！更新が最近途絶えてしまいすみません。少しずつですが更新しようと思いますのでよろしくお願いします！ (2020年2月23日 18時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2019年12月25日 1時
