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少し経ち神山さんは私から離れた。
「今日はこれ以上しないからはよ寝よう」
頭を撫でた手は優しくて黙って頷くと私を抱きしめた。
これはどういうことなんだろうか
付き合ったということでいいのか？
聞いていいのかな
…いや、これで付き合ってなかったらなんなんだ
神山さんの背中に触れながら考えている自分は多分今ものすごくアタフタした表情だと思う。
まずこんなことになると考えてなかった
「Aは悪くないから自分を責めんでな」
「…神山さんが怒る理由どこにもないですよ」
「俺はいいの。
会社内でも怖い奴って言われてるし」
怖い人だとは思う
いや、以前ならそう思ってた。
今はそう思うのかな？
……自分気づかない間に考えが変わってる
天井を見ると天井には月明かりに照らされる光っていないライトしか見えない。
……以前までここの部屋の隣は私の家で
同じ間取りなのにどこか違く見える。
神山さんの髪が首元にチクッとささる
隣が私の家だったら…今どんなに嬉しいだろうか
車の中は静かです。
朝なのでね。
「今日の仕事は？」
「今日は、またいつものように経理ですよ」
「人事から経理の仕事か」
「右も左も分からない状態ですよ」
ははっと笑っていうと神山さんはクスッと笑った。
「頑張ってるやん。
何かあったらほんまに電話してな」
そうだ
彼は私の電話番号知らない
私は紙があるけど
そうですね。と呟いて私は窓の外を見た。
今は宇津山さんの件もないし
今の仕事場はいい所だから一時は大丈夫だろう。
職場の近くになると神山さんは車を停めた。
「ここでええ？」
「はい。ありがとうございます」
「いいえ…変な男には引っかかるなよー」
「な、なんですか急に」
「ん？念を押してんねん」
な、なんだ急に
ドアを閉めると神山さんはバイバイと手を振って車を走らせた。
さぁ、気を取り直して仕事に行こう。
仕事は楽しいからいいのだ。
「すみません。重岡さんこの資料なんですけど」
「Aさーん、ヘルプ」
「Aさん！本社からの書類きてへん？！」
「今週本社に営業ので行かないかんからその間これ頼んでええ？」
社員は少なくてもやっていけてるし自分の役割はこなしてきた。
神山さんとの連絡はない
ないというか連絡していいのか分からないのと忙しいかなと考えて出来ない。
桜も散った頃
1本の電話がかかってきた。
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ゆきまろ - ハル春さん» 返信にできなくてすみません！送ってからこの機能に気づきました笑 (2020年5月25日 2時) (
レス) id: 3907de7a8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきまろ - 返信ありがとうございます！ハル春さんの作品が好きで、他作品含めて読み返してたら更新されてて、すごく嬉しいです！ゆっくりで大丈夫です！これからも応援してます！ (2020年5月25日 2時) (レス) id: 3907de7a8a (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - ゆきまろさん» コメントありがとうございます！ずっと書けなくてどうしようと悩んでいたのですがゆきまろさんのコメントを見て頑張ってみようと思いました。少しずつですがこれからも更新していきます！遅くなってすみませんでした。頑張っていきますね (2020年5月25日 0時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ゆきまろ - 突然すみません。いろんな方の作品を読んでいるのですが、このお話が1番好きです。更新停止中のタイミングでこのようなコメントをするのは申し訳ないのですが、また書いてくださると嬉しいです。勝手ながら応援させてください！ (2020年5月16日 5時) (レス) id: 3907de7a8a (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - め る *さん» コメントありがとうございます！他の作品も読んでくださっているのですか！？ありがとうございます。これからも更新頑張っていきますね (2019年12月12日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2019年11月27日 2時
