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黙っている私を見て神山さんは机の上にあった車の鍵と財布を手に取った。
「買い物行こう。」
「神山さん」
「ん？」
「朝送るの大変ですよね？
あの、帰りますから」
「迷惑でもないし逆に一緒にいたい」
上手く彼の言葉に惑わされて反論できない。
言葉を考えていると神山さんは右手の小指を私の方に向けた。
「約束する。
俺は手を出さない。無理矢理しない」
「っ…あの」
「話をしたいだけや。
宇津山の事もあるし」
…そうだ
電話で聞いた内容も聞き出せてない。
何があって彼が怒ったのかも知らない
そこはちゃんと知らないといけない。
私は頷くと神山さんは私に「行こう」と言って玄関の方に行った。
夜遅くまで開いてる店に行ったが
つまり泊まるということだからさ
着替えが必要だ
大型の店だし下着類あるかな？
お泊まりセットみたいなの
それらが売っている売り場に行き商品を眺める。
…これで大丈夫かな？
商品を手に取りカゴに入れる。
神山さんは食品関係見に行ったけどその間にでも買っときたい。
レジに行き先に会計を済ませる。
袋を持って神山さんを探していると神山さんはお菓子売り場のところにいた。
「チョコレートですか？」
「？美味しそうやなぁとね」
「期間限定のチョコとか最近美味しいらしいですよ」
「まじか、俺買ってみようかな」
隣にいる神山さんはチョコの箱を見比べたりしていた。
…甘いもの好きなのかな
「…これ買おうと」
そう言ってチョコの箱を手に取ると私に
「会計してくるから待っとって」
「お手伝いします」
「鍵渡しとくから車行っててええよ」
「え、！？」
「すぐ来るから大丈夫」
鍵を渡すと神山さんはレジの方へと歩いていった。
…なんでだよ
そう文句を思いながらも車の方に行った。
その後の車内は少しの無言と車のオーディオプレーヤーから流れる音楽の音しか聞こえない。
窓の外を見ていると神山さんは運転しながら話し出した。
「今日何で来たん？」
「え？」
「急に来てなんか考えてたからさ」
そうだ。
それも知らせてなかった
…なんで私来たんだろう
謎
でも言えることは
「…神山さんが怒ったって聞いて
何か宇津山さんから言われたのかなとか思ってしまったんです。
止めないとって」
下を向いて言葉を出す
そういえば財布の中に電話番号の書かれた紙がある。
なんで
かけなかったのかな
変だよ私
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ゆきまろ - ハル春さん» 返信にできなくてすみません！送ってからこの機能に気づきました笑 (2020年5月25日 2時) (
レス) id: 3907de7a8a (このIDを非表示/違反報告)
ゆきまろ - 返信ありがとうございます！ハル春さんの作品が好きで、他作品含めて読み返してたら更新されてて、すごく嬉しいです！ゆっくりで大丈夫です！これからも応援してます！ (2020年5月25日 2時) (レス) id: 3907de7a8a (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - ゆきまろさん» コメントありがとうございます！ずっと書けなくてどうしようと悩んでいたのですがゆきまろさんのコメントを見て頑張ってみようと思いました。少しずつですがこれからも更新していきます！遅くなってすみませんでした。頑張っていきますね (2020年5月25日 0時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ゆきまろ - 突然すみません。いろんな方の作品を読んでいるのですが、このお話が1番好きです。更新停止中のタイミングでこのようなコメントをするのは申し訳ないのですが、また書いてくださると嬉しいです。勝手ながら応援させてください！ (2020年5月16日 5時) (レス) id: 3907de7a8a (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - め る *さん» コメントありがとうございます！他の作品も読んでくださっているのですか！？ありがとうございます。これからも更新頑張っていきますね (2019年12月12日 1時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2019年11月27日 2時
