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腕を捕まれて抱き寄せられて
急な事に驚いていると神山さんは私を強く抱き締める。
っ、痛い
「荷物貸してみ？
俺が持つから」
「いいですよ
自分のものは自分で」
「拒否はなし」
そう言われると何も出来ない
拒否はなしって
黙っていると神山さんは私の手から荷物を取り歩き出した。
その後を追うもただ無言で
何が正しいのかも分からない。
さっきまで指導をしていたはずなのに
走ってきたのか首の後ろには汗を浮かべてた。
家に着くと神山さんは荷物を部屋の中に置いてくれた。
いまだ無言だから何を話せば
「…俺の事怖い？」
「え」
「仕事も鬼やって言われるし
今回のAの異動も俺が関係してる。
自分の仕事を無くしたやつって思ってる？」
「まさか、…ご迷惑をおかけしたという思いしか」
「……次の異動の場所は俺の友人もいるけど今の所より大変や。
しかも少し距離がある。
……倒れんでな。
元気で頑張るんやで？」
親か
そうツッコミを入れたいが私の頬や頭を撫でる手が優しい為そんなこと出来ない。
「…はい、ありがとうございます」
この前のあの重い空気はどこに行ったのかな
あの日キスしてきた彼はどこか恐怖を覚えた。
けど今日のこの人は優しいと思える
もしかしたら本当の彼は面倒みのいい人なのかもしれない。
あの日貰った電話番号はまだ登録していない
紙を財布の中に入れている
多分まだ心の中で彼を上手く信用していないのかもしれない。
寒い冬の日
私は違うところへと異動になった。
私が居なくても会社は回る
成り立つのであれば私の存在って何なんだろうか
何も無くなった部屋で寝るのは正直寂しくて嫌だった。
「本日からお世話になります。
薙折です、よろしくお願いします」
「よろしくー！」
部署はあるが小さい支店な為人数も少ない。
1人の男性が私の所に来て名札を見せてきた。
「初めまして
今日から君の先輩として指導します、�霤弔辰討いい泙后�よろしくね」
「よろしくお願いします」
優しそうな人だな
…なんか空気清浄機みたいなこの
「わっ！後輩増えたん！？�陲舛磴鵝�
「今は仕事だから敬語だぞー、小瀧」
「なんやいい人ぶって。いつもは関西弁やろ？」
「こらー、やめい」
………3人とも関西弁
やめいと止めた�霤弔気鵑六笋法屬瓦瓩鵑覆 廚噺世辰討�た。
なんか
「大丈夫ですよ！」
いいとこだな
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なす(プロフ) - ハル春さん» こちらこそ忙しい中ありがとうございます！ (2019年11月6日 20時) (
レス) id: 8ea933b9e5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - なすさん» コメントありがとうございます！全部ですか！？嬉しいです、ありがとうございます！更新頑張っていきますね (2019年11月5日 23時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
なす(プロフ) - ハル春さんの小説全部読んでますどれも大好きです！更新頑張ってください！ (2019年11月5日 13時) (レス) id: 8ea933b9e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2019年10月7日 0時
