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お土産売り場に来て各々自由に行動となった。


なんか久しぶりに1人だな



店内を見てると目の前に程よい大きさのぬいぐるみが


…モフモフ


ベッドに置こうかとも思ったがもう大人だ。
我慢しよう


棚に戻して別な物を見る


…キーホルダーにしとこうかな

会社のペンケースにでもつけようか




ペンギンもあるけどキリンとかもある

このキリン可愛いな


リスもあるし



キーホルダーが飾ってある網をギーと回す

下の方にもあるのか


しゃがんで見ていると隣に誰かが座った


「ん?」


「俺はこれ」


「神山さん自分のは」


「もう見た。

…Aはリスやな」


「え?」


「働き者」


「………じゃあ神山さんは


ライオンで」


「なんで?」


「え?…まぁ」


「あー、狙った獲物は逃がさないみたいなやつ?」


「え、あ、えぇ」



そう捉えたか


怖いだったんだけどな



キーホルダーやなんかクッキーも買えたし帰ろうとなった。


駐車場に向かう中2人無言のような空気を出していると神山さんが袋をごそごそとして私に何かを渡してきた。



「大きいのはアレやけど

手乗りサイズ」


それはペンギンの手乗りサイズのぬいぐるみ


え、これ


「これぐらい大人でも甘えていいんちゃう?」


見てたやつの小さい版だ


「ぁ、ありがとうございます」


「ええよ。


キーホルダーなんに付けるん?」


「会社の筆箱に」


「あー、なるほど。

俺車の鍵かな」



一番無難かも



車の中に入るとまた少し無言になって進む


…話がとまる


なんでだ


いや、まず私が話すのが下手なのかも


考えていると神山さんの携帯が鳴った。


「っ、今か」


「あの、私携帯持ちます」


「悪い」


神山さんの携帯に触れ電話を見る



…?


誰??


ボタンを押して神山さんの耳に当てる



「はい


……あっそ


だから俺はもう関係ないやろ


いい加減にしろよ。


……ごめん、今運転中だからきるわ」


そう言うと神山さんは携帯から耳を離してきった



……名前が



「…宇津山さんって

社長秘書の」


「……見たん?」


「…っ、ごめん…なさい」


「1度仕事で話してからこうなった」


「……いいんですか?電話」


「いい」


…気まずい

元カノさんなのかな


でも待って秘書の宇津山さんってあの美人な


…噂でコネで上がったとか聞いたことあるけど仕事は凄いんだよな。


聞かなかったことにしよう


今のは忘れた方がいい

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なす(プロフ) - ハル春さん» こちらこそ忙しい中ありがとうございます! (2019年11月6日 20時) (レス) id: 8ea933b9e5 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - なすさん» コメントありがとうございます!全部ですか!?嬉しいです、ありがとうございます!更新頑張っていきますね (2019年11月5日 23時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
なす(プロフ) - ハル春さんの小説全部読んでますどれも大好きです!更新頑張ってください! (2019年11月5日 13時) (レス) id: 8ea933b9e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ハル春 | 作成日時:2019年10月7日 0時

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