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「良いんですか？これ」
「遠慮はいいから大丈夫だよ」
いや、来た店が高級そうなところなので戸惑ってるんです。
落ち着けと自分に言い聞かせて料理を食べていく。
このスープ美味しい
「美味しい？」
「はい、とても」
「それは良かった。」
中間さんはホッと息を吐いてお酒を飲んでいた。
なんか緊張してる。
仕事で何かあったのかな
それとももしかしてまた異動になったのかな
頭の中はぐるぐる状態で考えていると中間さんはふっと笑を零した。
「…何で笑うんですか」
「パニック」
「だって慣れてないんですよ」
子供と思われたなこれは。
テーブルの上にあった水の入ったグラスを手に取り水を1口飲むと目の前に箱が置かれた。
その箱は指輪が入るような箱で紺色だった。
…んん？？
「え？」
「開けてごらん」
言われるがままカチコチの体を動かして蓋を開けると中にはシルバーに綺麗な色の宝石が1つあしらわれていた。
…綺麗
「手出して」
「は、はい」
右手をパッと出すと中間さんは笑い
「逆や」
そう言って私の左手に触れ箱からリングを取った。
そして、私の左手薬指にはめた。
サイズピッタリ
「…え、ぁ、これ」
「婚約指輪やな。結婚する前やから。
本当は朝起きた時渡そうと思ったんやけど急な仕事入ったからダメやったけど。」
指輪を見ると嬉しくて目の前がかすんだ。
「嬉し泣きしてくれて俺は嬉しいわ」
「っ、ありがとうございます」
「いえいえ。ちゃんと渡そうと思ってたから良かった」
涙が止まらなくて頬をぐっとつまんで涙を止めようとしていたら中間さんは私の方に手を伸ばして落ちてくる涙を指先で拭いた。
左手薬指に違和感がある。
でも嬉しい違和感で無くならないで欲しいと思う。
「中間さん」
「昨日みたいに淳太って呼んでよ」
「淳太さん」
「ん？何」
「本当に淳太さんと結婚するんだって思って。
凄く嬉しいです」
「…嬉しい言葉やな。
やっと一緒なれるんやって思うと俺も嬉しいよ」
一緒になることが凄く難しかったしすれ違いもあった。
でもそれでも好きだって気持ちは変わらなかった。
一緒にいる時間は凄く自分を楽にさせた。
淳太さんはお酒を飲みながらニコニコとしていて酔ってるのかな？と思ったけど多分凄く嬉しいからそんな表情してるんだろうと思えた。
「淳太さん」
「ん？」
「好きです」
「そこは愛してるでは？」
あ、一本取られたな
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ハル春(プロフ) - みぃーさん» コメントありがとうございます。みぃーさんのコメントを見て予知夢ですか？！と驚きました。これから少しだけその後をえがいていこうと思いますのでこれからもよろしくお願いします (2019年12月25日 19時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 赤よりの虹色ジャス民さん» コメント返信遅くなってすみません。そう言ってくださりとても感激です！少しだけまだその後をこれからは更新していきますのでそちらの方も宜しくお願いします (2019年12月25日 19時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
みぃー - 淳太君、かっこよかったです。 続きまってま〜す!! (2019年12月18日 23時) (レス) id: 871bc41d1e (このIDを非表示/違反報告)
赤よりの虹色ジャス民 - 凄く面白かったです！淳太君がメッチイケメン過ぎてヤバかったです。感動のシーンは涙があふれました。 (2019年10月15日 10時) (レス) id: a08afc0a85 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 流智LOVE(智洋にデレ期？！)さん» コメントありがとうございます。最後まで完結したのですが正直私も寂しいなと思ってしまいます。またこれからも頑張っていきますね！応援ありがとうございます (2019年10月3日 23時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2019年5月19日 2時
