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目が覚めるといつの間にかソファに寝かされていた。
上には毛布がかけられていて机の上には置き手紙がされていた。
ふざけてる
あの人酷いよ
『Aへ
おはよう。あんなところで眠ると風邪ひくで。
起こすと離れ難いから俺はこのまま帰ります。
またな』
急いで準備をしたくてもあたふたして着る服もパーカーとかラフな格好。
髪もあまり整えてない
バッグを持って外に出る。
タクシーをつかまえて空港に行く。
まだ時間はある。
なんで？
好きだから話したいし好きだから離れたくないし好きだから…
「っ、どこ」
必死になる。
空港に着くとゲートの方を確認する
あっちだ
走る靴の音が響く。
寒いのに暑い
その時ゲートの近くに来たら知ってる後ろ姿があった。
コートを着て窓の外の景色を見ていて
呑気にコーヒーなんか飲んで
「っ、馬鹿！」
声を上げた私に気づいて驚いてこっちを見ていた。
「…A」
「はぁ、はぁ…っ、人が
人がどれだけ会いたいか知らないくせに！
そんな優しさいらないしもっとわがままになってくださいよ！
歳上だから大人ぶる？ふざけないで下さい。
私は…私が貴方に会いたいんです！」
スーツケースを片手にキョトンとこっちを見ていた中間さんはコーヒーのカップをスーツケースの上に置いて私の方に近づいた。
「ご、ごめん」
泣きそうな私を見てオロオロしながら触れようか触れまいか迷っていた。
「……ごめんな」
そして私を優しく抱きしめた。
この香りに一時触れられない。
この温かさやこの
「…嫌なら逃げてええから。
ちょっとだけ」
中間さんは私の肩に触れ顔を見てきた。
泣きそうな私の顔だ。それは凄い嫌そうな表情してるだろう。
中間さんはコートを脱ぐと私の頭にかけた。
暖かい重さが伝わった瞬間中間さんは私に触れるだけのキスをした。
そしてすぐ離れるとコートを私の肩にかけてへへっと笑っていた。
「ぐっすり眠ってたしなんか俺が離せそうになかったから手紙を置いてきたんや。
…好きやで？A」
「何を急に…」
「…今から手荷物検査の方行くからもう帰り。
ほら、俺が見送るから」
私の背中を押してコートを受け取る中間さん
…なんで
数歩歩いた後私は振り向き中間さんに近づく
そして驚いている中間さんの服を引っ張って背伸びして
「ん、！？」
「行ってらっしゃい」
「……行って、きます」
私からキスをした。
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ハル春(プロフ) - みぃーさん» コメントありがとうございます。みぃーさんのコメントを見て予知夢ですか？！と驚きました。これから少しだけその後をえがいていこうと思いますのでこれからもよろしくお願いします (2019年12月25日 19時) (
レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 赤よりの虹色ジャス民さん» コメント返信遅くなってすみません。そう言ってくださりとても感激です！少しだけまだその後をこれからは更新していきますのでそちらの方も宜しくお願いします (2019年12月25日 19時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
みぃー - 淳太君、かっこよかったです。 続きまってま〜す!! (2019年12月18日 23時) (レス) id: 871bc41d1e (このIDを非表示/違反報告)
赤よりの虹色ジャス民 - 凄く面白かったです！淳太君がメッチイケメン過ぎてヤバかったです。感動のシーンは涙があふれました。 (2019年10月15日 10時) (レス) id: a08afc0a85 (このIDを非表示/違反報告)
ハル春(プロフ) - 流智LOVE(智洋にデレ期？！)さん» コメントありがとうございます。最後まで完結したのですが正直私も寂しいなと思ってしまいます。またこれからも頑張っていきますね！応援ありがとうございます (2019年10月3日 23時) (レス) id: d930f7625b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハル春
| 作成日時：2019年5月19日 2時
